ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【国際】二国間貿易の早期倍増を目指すベトナムとブルネイ

ベトナムのルオン・クオン国家主席とブルネイのハサナル・ボルキア国王
(C)THANH NIEN

ベトナムのルオン・クオン国家主席がブルネイ国王と会

12月1日午前、主席府での公式歓迎式典に続き、ルオン・クオン国家主席はブルネイのハサナル・ボルキア国王と会談した。
ルオン・クオン国家主席は、ベトナムはブルネイとの協力関係を重視し、さらなる発展を望んでいると強調した。
ボルキア国王も、両国の包括的パートナーシップをより実質的かつ効果的に発展させたいと述べ、最近の中部地域の豪雨被害に対し、ベトナム国民、とりわけ被災省に深い哀悼とお見舞いの意を伝えた。

良好に発展する二国間関

両首脳は、近年の二国間関係が良好かつ堅実に発展している点を高く評価した。特に2019年に関係を包括的パートナーシップへ格上げして以降、2023〜2027年の行動計画に基づき協力が進展していることを確認した。
国防・安全保障分野は二国間協力の明るいポイントであり、国防当局間の緊密な連携、多国間防衛フォーラム、とりわけASEANおよびASEAN+枠組みでの協調が進んでいる。
経済協力も良好で、二国間貿易額は目標としていた2025年までに5億USDの達成を前倒しで実現した。農業、エネルギー、教育・人材育成、人的交流分野でも協力が強化されている。

二国間貿易の早期倍増を目指

今後の協力方針について、両国は包括的パートナーシップの実効性を高めるため、ハイレベルおよび各レベルでの往来を強化し、政治的信頼と相互理解をさらに深めることで一致した。
また、二国間協力委員会の枠組みを効果的に維持し、2023〜2027年行動計画の実施を加速することを確認した。
両首脳は、二国間経済には、なお大きな潜在力があるとの認識を共有し、二国間貿易額を「できるだけ早期に倍増させる」ことで一致した。

投資・エネルギー・ハラール分野で協力深

ベトナムは、ブルネイ企業に対し、国際金融センター建設、インフラ、エネルギー、観光、サービス分野のプロジェクトへの参加を奨励した。
ブルネイ側は、ハラール分野の経験をベトナムと共有し、ハラール認証の相互承認、食品・ハラール製品の生産プロジェクトについて協力を進める姿勢を示した。
両国は、石油・ガスサービスの提供やブルネイ海域での石油・ガス探査活動でベトナム企業を支援し、ブルネイ企業のベトナムでの石油・ガス探査・開発投資も促すことで一致した。

国防・治安協力の強

地域情勢が依然として複雑な中、両国は国防・治安協力の重要性を確認し、麻薬密輸、人身取引、違法移民、テロ、サイバー犯罪、マネーロンダリングなど組織犯罪の防止で経験共有と協力拡大を進めることで一致した。

海洋分野での協力拡

両国は、海洋分野が今後特に重点的に強化すべき領域であるとの認識を共有した。
水産分野の協力覚書およびIUU漁業(違法・無報告・無規制)対策に関するホットライン情報交換の覚書署名を歓迎し、各種合意や対話枠組みを効果的に実施することで一致した。
海上安全保障を確保するため、経験・情報共有や海上の安全確保措置を強化する方針を確認した。

教育・文化・観光など複数分野の協力拡

教育、文化、観光、人的交流など幅広い分野でも協力拡大を進め、両国国民の相互理解と結びつきを強める方針で一致した。

国際・地域問題での協調

国際および地域問題について、両国は多国間枠組みでの積極的協力と相互支持を評価し、ASEANの団結と統一を強化し、地域の平和・安定・発展に貢献する方針を再確認した。
ボルキア国王は、ベトナムの2026年CPTPP議長国としての役割および2027年APEC開催を支持すると表明した。

南シナ海問題への共通姿

両国は、南シナ海における平和、安全、安定、航行・飛行の自由維持の重要性を確認し、関係国に対し、力による威嚇・行使を控え、外交・法的手続きに従い、国際法、特に1982年国連海洋法条約(UNCLOS)に基づき平和的に紛争を解決するよう呼びかけた。

共同声明と3分野の協力文書を署

今回の訪問に合わせ、両国は共同声明を発出し、海洋協力、水産協力、IUU対策協力に関する3つの文書を締結した。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN