連日の大雨で各地の峠が崩落し交通が寸断
12月3日から続く大雨により、ラムドン省内のミモサ峠をはじめ複数の峠で再び崩落が発生し、交通が大きく滞っている。ダラット市内やヒエップタン村では広い範囲で浸水被害も発生した。
4日、ラムドン省交通警察は、3日から翌未明にかけての大雨でミモサ峠などの崩落が続き、通行に深刻な支障が出ていると発表した。
ミモサ峠・ドラン峠・ジアバック峠などで連続崩落
ミモサ峠では3日深夜、新たに復旧された仮設道路部分が再び崩落。警察と関係機関が警戒と交通整理を行い、該当区間の通行を全面禁止して復旧作業にあたっている。
ドラン峠でも大規模な崩落が発生し、4日朝には通勤者や学生が通行できない状況となった。
ラムドン省建設局によると、サコム―トゥエンラム湖方面の峠やプレン峠でも崩落が発生したが、車両は速度を落とせば通行可能であるという。朝から関係機関が土砂や倒木の撤去作業を進めている。
一方、12月3日夜には、ファンティエット‐ジーリンを結ぶ国道28号線のジアバック峠でも多数の区間で深刻な崩落が再発した。特に43・50・53KM地点では道路全体が土砂で埋まり、通行が完全に遮断された。警察は峠の両側で車両の進入を規制している。
住民を一晩かけて避難 ヒエップタンで浸水と住宅被害
ヒエップタン村経済・インフラ・都市部門のホー・フー・ヒウ室長によると、上流からの大量の濁流により国道20号線沿いのディンアン、クレン、クロンの各村が深刻な浸水に見舞われた。
4日午前0時〜4時の間で、
- 約400ヘクタールの農地・作物が浸水
- 70棟以上の住宅が1.5〜2.5mの浸水
- 2棟の住宅が損壊
- 3つの生活橋が崩落
となった。
当局は高齢者、病人、子どもを含む住民16人を危険地域から夜通しで避難させ、人命被害は出ていない。
ダラット市内でも複数の地区が浸水
ダラット市では、ファンディンフン川沿いのカムリー街区とスアンフーン街区の住宅街で深刻な浸水が発生した。
また、ラムビエン街区内の花き栽培地域(カッマクタンタム通り、チャンチン通り、チューンバンホアン通りなど)でも大規模な浸水が確認された。
ただし、4日午前6時までに市内の水位はほぼ引いたという。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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