2021年6月15日、ベトナムは史上初めて、ワールドカップ最終予選進出を決めた。2次予選グループGの最終戦では、アラブ首長国連邦(UAE)に2-3で敗れたものの、ベトナム代表は各グループ2位の上位5組の中に入り、最終予選進出が決まったのだ。
UAEとの試合前、ベトナムは勝てば首位通過という状況だった。ただ、もし負けた場合でも以下の4つの条件のうち、一つでもあてはまれば、グループ2位でも最終予選に進めることになっていた。
・中国がシリアに敗れる
・ヨルダンがオーストラリアに勝てない
・イランがイラクに勝てない
・ウズベキスタンがサウジアラビアに勝てない
この4条件のうち、最も先に結果が得出たのがオーストラリア対ヨルダン戦で、1-0でオーストラリアが勝利した。これにより、ベトナムは最終戦に負けても勝ち点11でヨルダンの8を上回ることが決定し、ベトナムは、UAE戦の前半で0-2で負けていたにもかかわらず、最終予選進出の切符を手にした。
2022年ワールドカップのアジア最終予選は、開催国のカタールを除く各グループの首位7チームと、各グループで勝ち点の高い上位5チームの合計12チームで争われる。
最終予選では、FIFAランキング上位から順に6つのポットに分けられるので、ポット1が日本とイラン、ポット2が韓国とオーストラリア、ポット3がサウジアラビアとイラク、ポット4がUAEと中国、ポット5がシリアとオマーン、ポット6がベトナムとレバノンとなる。
最終予選は各ポットごとに2グループに分かれ、各グループの2位までがワールドカップ出場権を得る。各グループの3位はプレーオフをおこない、勝利チームは大陸間プレーオフに進む。アジア最終予選は2021年9月から2022年3月まで実施される予定だ。
出典:16/06/2021 VNEXPRESS
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