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【国際】ロシア、鼻スプレー式ワクチンで接種率向上を狙う

(C)VNEXPRESS

ロシアは感染と死亡リスクを抑えるためにスプートニクVワクチンの鼻スプレー式接種についてボランティアを対象に臨床試験を実施している。

10月12日に公表された登録書類によると、COVID-19用のワクチンであるスプートニクVのスプレー方式による鼻への接種の臨床試験がサンクトペテルブルク市内の病院で成人ボランティアを対象に実施されている。公開された書類には臨床試験の期間は明記されていない。

ロシアでは、昨年COVID-19の世界的なパンデミック発生後すぐにスプートニクVワクチンを開発した。しかし多くのロシア人が新しい医薬品に対して不信感を持っており、接種が進んでいない。

10月12日にロシアのプーチン大統領は、COVID-19の深刻な感染状況に対処するためワクチン接種を促進させる必要があると述べた。「ワクチン接種はCOVID-19への感染を防ぎ、重症化を予防する効果があります。そのため我々はワクチン接種を加速させる必要があります。」とプーチン大統領は述べた。

ロシアは世界で5番目にCOVID-19が拡大している地域で、昨日1日の新規感染者数は2万8190人で死亡者は973人となっており、累計の感染者数は783万人以上で累計死亡者数は21万人を超えている。

リアルタイム統計サイトのWorldometersによると、全世界ではこれまでに2億3930万人がCOVID-19に感染し、487万人以上が死亡している。

カンボジアでは、10月12日までに11日間連続で感染者が減少し、昨日の新規感染者数は267人となった。カンボジアではこれまでに11万5335人がCOVID-19に感染し、2544人が亡くなっている。

カンボジアでの継続的な感染者の減少は、カンボジアが経済活動を再開させるのに好ましい条件を作り出している。プノンペンのクオン・スレン都知事は「全ての地域での経済活動を再開させるために、COVID-19の感染についてより注意深くなる必要があります。」と述べている。WHOカンボジア事務所のリー・アイラン所長は、カンボジアのワクチン接種率の高さが経済活動再開へ向けた良い基盤になっていると指摘する。

リー・アイラン所長は、カンボジアは近隣諸国との対話しながら、医療機関のガイドラインに従って責任を持って安全対策を実施し、あらゆる分野の経済活動を注意深く再開させていく必要があるとしている。

タイは、経済成長を促進させるため、11月1日から低感染リスク国から来る充分な回数のワクチンを接種した観光客に対して隔離措置を免除する方針を明らかにした。

10月11日にタイのプラユット首相は、タイを訪れる観光客は出国前のPCR検査結果を提出し、タイ入国時に再度検査を受ける必要があると述べた。プラユット首相は更に、低感染リスク国にはシンガポール、ドイツ、中国、アメリカなど少なくとも10ヵ国がリストアップされるだろうと付け加えた。

プラユット首相は、これまでの1年半、国民は平時としてはこれまでの歴史上で最も困難な挑戦を味わってきたと指摘する。

「今回のパンデミックは私の人生において最も悲惨な経験となりました。人々の命と生活の両方を救うためにバランスの取れた決定を下す必要がありましたが、必ずしもいつも正解が用意されている訳ではありません。国民の命を守ることが出来ても、同時に収入を失ったり減少させたりすることを受け入れる必要があります。一方で、経済を優先させれば家族、友達、隣人の命が失われる可能性を受け入れる必要が出てきます。」とプラユット首相はこれまでの苦悩を明かした。

「これまで私たちが他の感染症をワクチンや治療によって克服して共存してきたように、これからはCOVID-19と共存する時代になったのです。」とプラユット首相は述べている。

タイは、世界で24番目に感染者が多い国で、これまでに173万人以上がCOVID-19に感染し、1万7835人が亡くなっている。直近の1日の感染者数は9445人で死者は84人となっている。

出典:13/10/2021 VNEXPRESS
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