ホーチミン市タンビン区の16ヘクタール以上の国防用地が、タンソンニャット空港の第3ターミナル建設プロジェクトのために10月中にホーチミン市に収用されることになった。
この土地の収用計画は、各手続きの終了後にホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席によって署名された。国防省は、10月中にこの土地を2段階に分けて引き渡す。最初に約14.7ヘクタールの土地が引き渡され、残りの1.3ヘクタールの土地も10月30日を期限として補償金の支払い後に引き渡される。
この約16ヘクタールの土地は、現在空軍によって管理されている。空軍では以前にこの土地の引き渡し補償金を1兆1520億VNDと試算しており、このうち9520億VNDが第918連隊のビエンホア空港(ドンナイ省)への移転と第370師団のタンソンニャット空港での建設工事費用とされている。残りの費用は、ビエンホア空港とタンソンニャット空港の既存設備の補修に充てられる。
タンソンニャット空港の第3ターミナルの建設計画は、2年前にベトナム空港公社(ACV)の資本によって11兆VNDの予算で建設することが承認されていた。第3ターミナルは完成後、年間2000万人の利用が可能とされている。これにより既存のT1とT2を合わせてタンソンニャット空港の最大収容人数は年間5000万人に達する見込みだ。
以前、第3ターミナルの建設工事開始時期は、2021年末とされていたが、国防用地取得手続き上の問題からまだ実現していなかった。今年7月のタンソンニャット空港の視察時にファン・ミン・チン首相は、交通運輸省に対して、今年の第3四半期までに手続きを完了させて工事を着工し、2年後までに完成させるよう指示していた。
出典:11/10/2022 VNEXPRESS
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