最近のF0の死亡ケースは、殆どが高リスクグループに属しておりワクチンを充分に接種していないとして、ホーチミン市保健局は、高リスクグループ対象者にワクチン接種を呼び掛けている。
12月13日に開かれた感染防止対策に関する記者会見において、ホーチミン市保健局のグエン・ティ・フイン・マイ事務局長は、過去数ヶ月にわたるホーチミン市での死亡者数が高い原因は、65歳以上の高齢者や基礎疾患のある人がワクチンを接種していないことにあると言及した。
トゥードゥック市人民委員会のホアン・トゥン主席は「これまでにトゥードゥック市でCOVID-19感染によって亡くなった方は、基礎疾患のあるなしにかかわらず60%以上がワクチンを接種していませんでした。」と述べた。
トゥードゥック市の統計によれば市内に6万人以上の感染リスクの高いグループに属する住民がいる。現在トゥードゥック市では、2000人以上へのブースター接種を実施しており、さらにワクチン接種スピードを加速させたい考えだ。また、同時にトゥードゥック市では、ワクチンを未接種の住民の洗い出しを進めている。しかし、これらの対象者へのワクチン接種は捗っていない。
脳卒中などの深刻な病気を抱える高齢患者の家族は、多くの場合、ワクチン接種が合併症などを引き起こすことを恐れている。そのため、多くの家族がワクチン接種に同意しないと署名することを躊躇わない。そのような状況下で、高齢患者は、家族が外で感染することによって家庭内感染する可能性が高まっている。
「我々は、市民がCOVID-19のワクチン接種を受けることを切に望んでいます。もし、ワクチン接種会場まで来ることが難しければ、我々は、ワクチンを自宅まで運んで接種します。」とトゥン主席は話す。
ホーチミン市保健局は、感染高リスクグループに焦点を当て、65歳以上の高齢者と基礎疾患を持つ患者のリストを作成し、COVID-19の検査を実施している。もし陽性が確認された場合は、医薬品パッケージA(ビタミン剤)、B(抗炎症剤、抗凝固剤)、C(抗ウイルス薬モルヌピラビル)が支給される。医師と移動式医療ステーションのネットワークには、このグループの毎日のケアが割り当てられ、重症化の兆候があればすぐに入院させて、死亡率を低下させる。高リスクグループに属しワクチン未接種であるか1回しか接種していない人へのワクチン接種を進め、歩行が困難な人に対しては移動接種チームが自宅まで訪問してワクチン接種を実施する。
これまでにホーチミン市では、790万人以上が1回目の接種を完了し、680万人以上が2回目の接種を完了している。また、ホーチミン市では、3回目のブースター接種を開始してからの3日間で、免疫機能が低下している患者(臓器移植患者、癌患者、HIV患者、6か月以内に免疫抑制剤を使用した患者など)4500人近くと、COVID-19感染防止対策に従事し2回目のワクチン接種から6か月以上が経過している人7300人以上にワクチン接種がおこなわれた。
12月12日の午後時点で、保健省の統計によるホーチミン市の累計感染者数は48万7000人を超えている。このうち1万2000人が病院で治療を受けており、488人が人工呼吸器を装着し、15人がECMOを装着している。12月12日に入院した患者数は920人で、1028人が退院し、75人が死亡した。
出典:14/12/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作