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【旅行】ホーチミン市、12月末から海外旅行者を受け入れへ

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市は、ワクチンパスポートを活用した海外旅行者の受入れを従来予定の2022年から2021年12月に前倒しして始めたい考えだ。

ホーチミン市は、『2021年末と2022年のワクチンパスポートを活用したホーチミン市への海外旅行者の受入れ』というプロジェクトの草案をまとめた。それによると、海外旅行者の受入れは2021年12月から2022年にかけて3段階に分けて展開され、ワクチンパスポートを活用して入国者に隔離措置を求めない方針だ。つまり、ホーチミン市は海外旅行客の受入れを以前の計画の2022年開始から前倒しして2021年中にスタートさせたい考えを示したことになる。

海外旅行者受入れの第1段階は2021年12月からで、チャーター便、国際商用便、クルーズ船のパッケージツアー客のみを対象として、ホーチミン市の指定された観光施設を訪問する。

2022年1月からの第2段階では、海外旅行者の受入れ範囲を拡大し、規定の条件を満たす全ての旅行会社がチャーター便、国際商用便、クルーズ船でホーチミン市を訪れる旅行者にサービスを提供できるようになる。

旅行者は、ホーチミン市での7日間のツアー旅行の後で、他の様々な観光地訪問(現時点ではキエンザン省、ニャチャン市、ダナン市、クアンナム省、クアンニン省)を組み合わせたツアーや観光客の希望する他の地域への旅行(地域が受け入れ条件を満たし、海外旅行者受入れに同意している場合)に参加できる。

第3段階では、全ての海外旅行がフルオープンで再開される。第3段階の開始時期は、その時点での実際のCOVID-19の感染状況と第2段階までの海外旅行者受入れ状況の結果に基づいて判断される。

統計によると、2020年ホーチミン市を訪れた海外旅行者は延べ130万人(2019年から84.87%減)で、その殆どが2020年の1~3月に集中している。2020年から2021年9月まに海外旅行を取り扱っていた旅行会社のうち171社が活動ライセンスを返上し、旅行会社の90%以上が閉鎖するか活動規模を縮小し、60%以上の従業員が職を失った。

2019年には旅行産業はホーチミン市のGDPの11%近くに貢献しており、観光産業への被害は、観光産業を支えてきたその他の周辺産業にも多大な影響を与えた。

ホーチミン市の草案によれば、ホーチミン市の海外旅行者受入れは、ホーチミン市だけでなくベトナム全体の旅行産業の回復に貢献し、旅行会社と関連のサービス産業の活動再開を後押しするとされている。

出典:05/11/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作