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【新型コロナ】ホーチミン市、他省から戻る労働者の移動とワクチン接種を検討

(C)SAI GON GIAI PHONG

ホーチミン市疾病管理センター(HCDC)のグエン・ホン・タム副所長は、ホーチミン市には約80万回分のワクチンの在庫があり、省外から戻る人々へワクチン接種をおこなうのに十分な量が確保されていると述べた。現在、ホーチミン市は、約700万人が1回目の接種をこない、260万人が2回目接種を完了している。

9月26日の午後、ホーチミン市COVID-19感染防止管理委員会は、市内の感染状況について定例の記者会見を開いた。

この会見で、ホーチミン市感染防止管理委員会のファン・ドゥック・ハイ副会長は、9月25日に開催された全国COVID-19感染防止管理委員会と国内の63の省と市が参加したオンライン会議で保健省は、3つの指標と4つのリスクレベルなど今後の活動方針を示す草案を発表したと述べた。

しかし、ホーチミン市では、保健省の提案した草案の多くの点がホーチミン市の現状に合わないとしている。例えば50歳以上の人口の80%以上にワクチンを接種する、全ての市町村の医療ステーションに医療用酸素を設置する、全ての市町村にCOVID-19感染者用の移動式医療ステーションの配備とサポートチームを配置するなどの部分は現実的ではない。

そのため、9月26日にホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席は、経済活動再開のための首相決定にホーチミン市独自の規定を適用することの許可を求める書簡を首相へ送付した。ホーチミン市では関係機関と協力して、具体的な対策案を検討し首相に報告するとしている。ホーチミン市人民委員会はまた、政府のガイドラインの規定に従ったワクチン接種率を早期に達成するため、ホーチミン市と南部の重要経済地域にワクチンを優先配分するように求めている。

10月1日以降にバリケードを排除し、流通を組織し、労働者をホーチミン市に戻す計画について、ホーチミン市交通運輸局のファン・コン・バン副局長は、交通運輸省としてホーチミン市人民委員会の承認を得るための新たな規定の草案を作成していると説明した。交通運輸局では他にも、以前に感染拡大のために帰省した労働者や学生をホーチミン市へ戻すための輸送方法などを含めた市内と省をまたぐ移動方法について慎重に検討を進めている。

「しかし、省をまたぐ移動に関しては、各地方自治体の同意を得る必要があり、中央政府の意見も必要になります。ホーチミン市交通運輸局では、ホーチミン市人民委員会の承認を得られてから正式に規定の内容を発表する予定です。」とバン副局長は述べた。

ワクチン接種がまだ進んでいない他省の労働者が10月1日以降ホーチミン市へ戻ることについて、HCDCのグエン・ホン・タム副所長は、ホーチミン市には約80万回分のワクチンの在庫があり、他省から戻る労働者へ接種するには十分なワクチンが残されていると説明した。

出典:26/09/2021 – SAI GON GIAI PHONG
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作