過去2週間でメコンデルタ地方の多くの省でCOVID-19の感染状況が大幅に改善され、ほとんどの省が感染レベル2(イエローゾーン)または、1(グリーンゾーン)となった。
1月15日にメコンデルタ地方の中心都市カントー市の感染レベルが3から2に引き下げられた。これによりカントー市の各サービス事業者は感染対策を遵守したうえで営業活動が認められることになった。現在、カントー市内の5つの区と県が感染レベル1で、残りの4つの区と県も感染レベル2となってる。
カントー市内には、感染レベル3と4に該当する街区や村は無くなった。過去2週間でこの地域の感染者数は73%減少し、1日あたりの新規感染者数は300人未満で推移している。
同じくメコンデルタ地方のドンタップ省も感染レベルは2でイエローゾーンに相当する。具体的には省内の12の県のうち7県がイエローゾーンで、残りはグリーンゾーンとなっている。既に97%の企業と生活必需品販売業者が活動を再開させている。過去2週間でドンタップ省の新規感染者数は83%減少しており、直近10日間の1日あたりの新規感染者数は150人未満となっている。
隣接するアンザン省の場合、1月14日に感染レベルは1となった。現在省内の12の県と村のうち3つが感染レベル2で、残りは感染レベル1となっている。これを受けて、省内の飲食店はアルコールの提供が許可されることになった。1ヶ月ほど前にアンザン省の新規感染者数は3桁から2桁台にまで急激に減少し、昨日の新規感染者数は77人だった。
同様にキエンザン省も感染レベル1を維持しており、省内の14の県のうち感染レベルが2とされているのは1か所のみとなっている。
ベンチェ省も過去2週間で感染者数が18%減少し、感染レベルは2となった。
ただ、ヴィンロン省に関しては、最新の感染レベルは3と評価されている。現在、省内の3つの県が感染レベル2とされ、5つの県と村が感染レベル3と評価されている。過去5日間でヴィンロン省は1900人以上の新規感染者を確認している。
各省の感染レベル評価は、適切な感染症対策を実施するため、COVID-19の安全で柔軟な管理対応と安全対策に関する規定128号に基づき、毎週実施されている。
感染レベルの評価基準は、地域内の時間と人口あたりの新規感染者数、1回目と2回目のワクチン接種率(特に感染リスクの高いグループを重視する)、病院の収容と治療対応可能人数となっている。
各基準値によって自治体は、感染レベル1(低リスク)から4(超高リスク)のいずれかに分類される。
出典:16/01/2022 VNEXPRESS
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