保健省は、海外からの旅行者の簡易テスト結果を認めず、入国後72時間は宿泊場所に留まることを規定するよう提案している。
保健省は、文化・スポーツ・観光省の作成した”旅行活動再開計画”の草案に対して回答をおこなった。その中で、主にCOVID-19感染防止対策に関する内容について、追記、修正が行われた。
具体的には、保健省はベトナムに入国する12歳以上の旅行者に対して入国前72時間以内のPCR検査の陰性証明書とワクチン接種証明書(14日以上6か月未満のもの)または、COVID-19感染からの回復証明書の提出が必要だとしている。
以前に文化・スポーツ・観光省が提案した草案では、出発前24時間以内の簡易検査による陰性証明または、72時間以内のPCR検査による陰性証明書の提出が提案されていた。
保健省は、他にも海外から入国した旅行者に対して入国後72時間の宿泊施設滞在を推奨するとし、少なくとも24時間は必ず宿泊場所で待機する必要があると規定している。どうしても他の場所に移動する必要がある場合は、3日間で3回の検査を受ける必要がある。旅行者が72時間滞在場所で待機した場合は、入国初日と3日目の2回検査をおこなう。この場合、簡易検査の結果も承認される。
一方の文化・スポーツ・観光省の草案では、入国者は24時間宿泊施設で待機してから、検査を受けるとされている。検査が陰性であれば、その後は自由に移動することができる。
12歳未満の子供と感染リスクの高い人に対してはより厳しい規定が設けられる。具体的には、65歳以上の高齢者、妊婦、基礎疾患のある人は旅行での移動が制限される。これらに該当する人は、ベトナムに入国する前にワクチン接種証明書を取得しておく必要がある。
12歳未満の子供は、上記の条件を満たした保護者とともに行動する必要がある。ワクチン接種証明書か、COVID-19感染回復証明書を所持している子供は大人と同様の検査を受ける必要がある。ワクチン接種証明書やCOVID-19感染回復証明書がない場合、最低24時間は宿泊施設で待機しなければならず、その後7日間毎日検査を実施し、すべて陰性であれば宿泊施設を離れることができる。なお、2歳未満の子供は検査を強制されない。
医療申告アプリについて、旅行者はベトナム滞在期間中PC-Covidをインストールして使用しなければならない。入国時に、咳、発熱、のどの痛み、鼻水などの症状がある場合は、医療機関に報告し、規定に従って隔離を受ける必要がある。入国ゲートから宿泊施設までの移動時は5Kルールを遵守し、周囲との接触を控える。
この草案は、政府へ提出される前に、引き続き関係省庁の意見を求め協議される。
出典:01/03/2022 VNEXPRESS
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