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【新型コロナ】新規感染者数が過去最多を更新

(C)VNEXPRESS

ベトナムは、7月18日の1日の感染者数が5887人となり、過去最多を更新した。このうち、4960人が、隔離または封鎖された地域で確認されており、残りは感染源不明として調査中となっている。

この数字は、2020年初めごろにベトナムでCOVID-19が発生してから現在まででベトナムで確認された1日の感染者数としては最多の数字だ。ホーチミン市も感染者数は過去最多の4692人となり、ハノイは第4波以降では最多の42人が感染した。

ベトナムでは、4月27日の感染第4波の発生から現在までに58の省と市で5万150人の感染が確認された。昨日は29人が亡くなっており、COVID-19による累計死亡者数は254人となった。7月19日の0時からは、南部の19省に社会隔離に関する首相指示16号が適用されることになった。

首相は、保健省に対して、感染者数が10万人、20万人、30万人まで拡大した場合の3段階の対応計画を立案するよう命じた。保健相は、医療設備と医療器具の準備に責任を負い、社会隔離方法について指示を与え、各地方病院での治療能力を増強させ、人工呼吸器と酸素ボンベを必要に応じて十分な量供給しなければならない。

国防省は、食品や生活必需品の輸送を保証し、簡易病院を建設し、ワクチン接種プロジェクトを展開するために部隊を動員させる。交通運輸省は、輸送車両の各省間のスムーズな移動を保証する。

商工省と農業農村開発省は、国民、特に貧困者、失業者、生活困窮者の食糧と生活必需品を確保しなければならない。

首相は、国防省、商工省、農業農村開発省、交通運輸省、建設省、情報通信省、労働省の7つの省に対して、南部地域のCOVID-19感染防止対策をサポートするために、各省庁ごとにホーチミン市に特別チームを早急に立ち上げるように指示した。この特別チームは副首相が指揮を執り、日々発生する様々な問題に迅速に解決する。

COVID-19全国感染防止対策委員会の会議で、ブー・ドゥック・ダム副首相は、南部の19の省を2つのグループに分けるように求めた。一つ目のグループは、ビンフック省とメコンデルタのソン川南部の比較的安全なエリアで、引き続き『予防、発見、追跡、隔離、治療』というCOVID-19感染防止戦略を継続させる。

2つ目のグループは、ホーチミン市、ビンズン省など人口密度が高く感染リスクの高い地域で、このグループでは新たに『2方面作戦』を展開する。この作戦では1方面は、人口密度が高く感染リスクの高い地域に戦力を集中させ、F0を素早く地域から切り離し、感染エリアを徐々に浄化しながら狭めていく。もう一方面は、市内のスクリーニング検査を進めて、安全が確保されている領域を広げていくというものだ。

また全国感染防止対策委員会は、社会隔離措置が適用されている南部19省で活動するドライバーに関しては、対象エリア内の移動の場合は、陰性証明書は不要とし、代わりに消毒の徹底と他者との接触を制限するとしている。他省との往来がある場合は、通行をスムーズにするためにQRコードの取得が必要とされる。

ベトナム保健省のグエン・タイン・ロン大臣は、村レベル以上の全ての医療機関によるPCR検査と簡易抗原検査の結果を承認すると述べた。検査結果の有効期限は3日間となっている。保健省では、検査の混雑を避け、簡易検査施設を追加配置するために、検査機関に対して物流ルートの案内をおこなう。ドライバーの休憩ポイントには、長距離トラックドライバーのための簡易検査施設を設置する。

保健省は、ホーチミン市内に設備と消耗品の保管のために簡易倉庫を設置し、治療用の高機能人工呼吸器2000台を運び入れた。保健省のホーチミン市常任部門は、ホーチミン市及び、周辺の感染拡大地域へ設備を分配する。「我々はホーチミン市はもとより、国内の全ての感染拡大地域に対して感染防止対策に必要な設備を提供する用意があります」とロン保健大臣は述べた。

ハノイでは、7月19日の0時から、市民に対して外出を控え、職場、学校、病院以外の場所で5人以上が集まらないようにし、人と人の距離を2m以上取るように指示した。ハノイ市は、市民に対して食品や医薬品の必需品の購入、緊急事態、工場や生活必需品の販売サービスでの業務、災害、火災などの場合を除いて、外出しないように警告している。市民が外出する場合は、WEBサイト(https://tokhaiyte.vn/)又は、Ncovi、Bluezoneといったアプリで医療申告をおこなう必要がある。

市内での結婚式の開催は延期とし、葬儀の場合も参加者を30人未満に限定し、地域を管轄する保健機関によって厳格に監督される必要がある。他の省や市からハノイへ戻った人はすぐに医療申告をおこない、地域の行政機関に対して感染防止対策を遵守するという誓約書を提出しなければならない。

ホーチミン市の負荷を軽減するために、多くの省が感染を避けて地方へ帰省する人々を受け入れる計画を立てている。クアンナム省は、ホーチミン市から車か飛行機で帰省した人から受け入れを開始し、その経験を踏まえて、徐々にホーチミン市以外の南部の省からの帰省者へ範囲を拡大させる予定だ。

クアンナム省の計画によると、7月21日にタムキー市からホーチミン市に向けて、帰省者を送迎用のバスが出発する予定だ。バスに乗って帰省したい人は、事前に48時間以内のPCR検査か簡易抗原検査による陰性証明を取得し、移動中の自分用の飲食物を準備しておく必要がある。

妊婦、高齢者、障碍者、病人、12歳未満の子供については、クアンナム省は飛行機での送迎を予定している。希望者は、ホーチミン市にあるクアンナム省帰省委員会に登録すると登場する飛行機の便名が通知され、自分でダナン行きのチケットを購入することになる。ホーチミン市からの帰省バスは、クアンナム省到着後に集中隔離施設に直行し最低14日間隔離される。基礎疾患のある人については、地区の医療センターで隔離されることになっている。

ハーティン省はホーチミン市および、その他の感染拡大地域からの帰省者を送迎するために特別列車を手配する計画だ。まずは、恵まれない家族、失業者などを優先的に帰省させる方針となっている。帰省したい人はハーティン省労働局または、帰省管理委員会を通じて登録をおこなう。ハーティン省はリストを作成し、交通運輸省に帰省列車の運行計画を報告する。

ビンディン省は、今後2週間で4回に分けて飛行機で1000人以上の困難な状況に陥っている市民を帰省させる予定だ。市民を迅速かつ安全に帰省させるため、ビンディン省は航空会社と交渉し、4本のフライトをチャーターすることに合意した。最初のフライトは7月20日に210人の乗客を乗せて飛ぶ予定だ。その他の便は、7月23日、27日、30日に飛ぶ予定になっている。

出典:19/07/2021 VNEXPRESS
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