10月6日にUAEで開かれたサッカーワールドカップアジア最終予選第3節の中国戦に向けた記者会見で、ベトナム代表のパク監督は、中国戦に向けて最善の準備が出来たと強調した。
ワールドカップアジア最終予選第3節のベトナム対中国戦は、10月8日深夜0時にUAEでキックオフとなる。
「中国戦はベトナムにとって非常に重要です。両チームとも前2節を連敗しており、一歩でも前進するために第3節では勝ち点を獲得することを目指してくるでしょう。」とパク監督は、10月6日の記者会見で話した。「ベトナムのサッカーファンが中国との試合をとても楽しみにしていることは理解しています。私もこの試合にはプレッシャーを感じています。しかし、代表チームの監督として、この試練に耐えなければなりません。選手たちについては、出来るだけプレッシャーを和らげられるように全力でサポートしています。」
ワールドカップアジア最終予選グループBの対戦相手5か国のうち、ベトナムは中国と最も多い6試合の対戦経験がある。最初の対戦は1998年のワールドカップアジア予選でハノイで1-3で敗れ、北京では0-4で敗れている。その他にも2000年と2011年のアジアカップ予選で3試合対戦し、いずれも敗れている。一番最近両国が対戦したのは2012年6月8日に中国の武漢で開催された親善試合で、この時はベトナムが3-0で勝利している。
最新のFIFAランキングでは、中国の75位に対して、ベトナムは95位となっている。
しかし、現在の両チームのパフォーマンスから見ればベトナムが中国に勝つことは絶対に不可能と言うことはない。「中国戦が非常に重要なことは誰もが理解しています。私がここに到着すると何人かの知り合いから連絡があり”何とかしてベトナムを勝たせてくれ”と言われました。この友人たちは、これまで私にベトナム代表選の勝ち負けについてお願いしたり、プレッシャーを与えたことなどなかったのに、今回は連絡してきたんです。つまりそれだけ今回の試合が注目されているという事だと思っています。」とパク監督は話す。
「しかし実際に、FIFAランクでは中国はベトナムの上位にいます。中国チームには帰化した選手も多く、スペインでプレーするウー・レイ選手もいます。中国スーパーリーグもアジアトップレベルの水準にあります。また中国代表選手に選ばれたという事は、当然それだけ能力が高いことを示しています。」
今回の試合の準備のためにパク監督は、中国にいる知り合いを通じて中国代表チームのスタイルについて情報を集めた。また、ベトナム代表チームのコーチ陣の中には、2018年から2021年まで中国にいたパク・チュン・ギュンコーチもいる。「私はこれまで色々なチームを率いて中国のチームと対戦してきました。韓国のチームを率いて中国チームと対戦したことも何度もありますし、U22ベトナム代表チームを率いて対戦したこともあります。」とパク監督は話す。「我々は今回の試合に向けて最善の準備をしてきました。選手たちは精神的なプレッシャーから解放される必要があります。私は選手たちに試合に集中するように話しましたが、選手がリラックスして生活できるように全力でサポートもしています。準備は出来ています。私はベトナム代表監督としてファンの皆さんの期待に応えるよう全力を尽くします。」
出典：07/10/2021 VNEXPRESS
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