ホーチミン市人民委員会は、市内の5つのバス路線で電動バスの試験運転を実施することを承認した。最初の路線は今年の第1四半期から運航され、公共交通機関の多様化に貢献するとみられている。
電動バスの試運転は、交通運輸局の提案を受けた後、ホーチミン市人民委員会のレ・ホア・ビン副主席によって2月14日に承認された。試験運転は、活動開始から24か月間実施される予定だ。ホーチミン市では、運営を外部に委託し、利用料金はクリーンエネルギー(CNG)バスと同様の料金を暫定的に適用するとしている。
試験運転の対象として提案されているのは、下記の5つの路線だ。VB01(Vinhome Grand Park – Emartショッピングセンター)
VB02(Vinhome Grand Park – タンソンニャット国際空港)
VB03(Vinhome Grand Park – サイゴンバスターミナル)
VB04(Vinhome Grand Park – 新ミエンドンバスターミナル)
VB05(Vinhome Grand Park – 国家大学学園都市)
この5つ路線に77台の電動バスが投入される。電動バスは65~70人乗りで、毎日5時から21時まで運行される。乗車賃はルートに応じて一般客が5000~7000VND、学生が3000VND程度になるとみられている。
電動バス運行時には、既存のバス停での乗客の乗降以外にも利用者のアクセス向上のためにいくつかのバス停が追加される予定だ。
現在、ホーチミン市人民委員会は、交通運輸局に対して、利用客の利便性を向上させ、売り上げや営業効率の管理を容易にするためバスチケットの販売と料金徴収にIT技術を導入するよう指示している。試験運転終了後に、ホーチミン市交通運輸局は、実施内容を評価し、実情に合わせて今後の運営方法を検討する。
ホーチミン市には、現在126路線のバス路線があり、そのうち90路線には補助金がついている。以前ホーチミン市は、市民や観光客の需要に応えるため、市内中心部とカンゾー県で15席未満の電動バスを運行させていた。
2021年12月には、ハノイ市が初めての電動バスを3路線で運行し、10~15分間隔で、首都のバスネットワークへ接続していた。
出典:15/02/2022 VNEXPRESS
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