ベトナムのボー・ティ・アイン・スアン国家副主席の招待を受け、アメリカのカマラ・ハリス副大統領が、今日からベトナムを訪問する。
アメリカ国務省の声明によると、同国のカマラ・ハリス副大統領が8月24日から26日までベトナムを訪問する。アメリカの現職の副大統領がベトナムを訪問するのは今回が初めてのことだ。
ハリス副大統領は、副大統領に就任してから7ヶ月が経ち初の東南アジア外遊の一環としてベトナムを訪問する。ベトナムを訪問する前にシンガポールに立ち寄ったハリス副大統領は、アメリカは東南アジアおよび、インド・太平洋地域への永続的な関与を約束すると強調した。
ベトナムとアメリカは、近年良好な関係を築いている。2020年ベトナムの輸出マーケットはCOVID-19の世界的な感染拡大により多大な影響を受けたが、アメリカとベトナムの貿易額は908億USDに達し、2019年から19.8%も増加した。このうちアメリカへの輸出額は771億USDで、アメリカからの輸入額は137億USDだった。
2021年1月から7月までの両国の貿易額を見ても、アメリカは引き続きベトナムの最大の輸出相手国で、輸出額は前年比37.7%増の537億USDに達している。一方でアメリカからの輸入額は、89.7億USDで、前年比10.6%の増加となった。
アメリカは、近年ベトナムと海上安全保障分野での協力関係を強化させている。ベトナム政府の公海上の安全を確保し、主権を守る能力を強化したいという希望を受けて、アメリカ政府は、ベトナムの沿岸警備隊に船舶など多くの設備を提供している。具体的にアメリカ政府は、これまでにベトナム側に2隻のハミルトン級巡視船に加え、多くの巡視船『メタルシャーク』を供与している。
COVID-19への対応協力の面では、アメリカ政府は2021年7月末までにCOVAXを通じて500万回分のワクチンをベトナムに提供している。アメリカは、世界的なワクチン接種率向上を目的とするワクチン提供プログラムにおいて数億回分のワクチンを世界に分配しており、ベトナムは、アメリカから最も多くのワクチン提供を受けた国のトップ10に入っている。
出典:24/08/2021 VNEXPRESS
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