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【新型コロナ】今後のF0発見時の対応について

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市保健局は、今後のF0とF1の対処方針として、軽症のF0とF1は自宅隔離となり、自治体は以前のように陽性者が確認された地域全体を封鎖したりバリケードを設置したりすることはないと説明した。

ホーチミン市保健局のグエン・フー・フン副局長は、10月21日に開かれた市内のCOVID-19感染防止対策に関する記者会見において、今後のF0とF1の取扱い規定について言及した。

フン副局長によれば、以前はF0が確認されれば当局は『ゼロコロナ』の精神に基づき全てのF0を集中隔離施設か病院へ移送し、濃厚接触者も全て集中隔離という徹底した対応を取ってきた。また、これまでは各自治体もF0が確認された場合、必要以上に広い地域を封鎖して対応してきたが、これによって市民生活に多大な影響がでた。

政府の議決128号と保健省のガイドライン4800号のCOVID-19を効率的に抑制するために柔軟な安全対策を適用するという精神に基づき、今後はF0が確認された場合の処理プロセスを変更する。それによると家族内でF0が1人確認された場合と地域内で2人以上のF0が確認された場合、地元の保健局が現場を訪問して感染状況を確認する。

もし、条件を満たしていれば感染者は自宅隔離となる。この場合、地元の保健局が患者に薬を渡し、毎日の健康観察を実施する。もし、感染者に重症化の傾向がみられたり、酸素飽和度が96%未満となった場合、救急治療と入院のためにレスキューチームが呼ばれる。

一方、F1については定期的な検査と健康観察が実施され、F0の家族と共に隔離される。「特定のエリア内の1家族だけが感染している場合、エリア内のその他の住民は外出と接触が制限されるものの、以前のようにバリケードで地域全体を封鎖するといったことはしません。」とフン副局長は説明する。

企業や工場内でF0が確認された場合の対処方法について保健局は、ホーチミン市では、安全を確保しながら柔軟に対応できる規定を立案中だと説明した。現在は労働者の殆どがワクチン接種を完了しており、F0が確認されたとしてもその対応方法は以前とは異なるものになる。具体的には、保健局の指導に基づいて各区や県の隔離施設の負荷を減らすため、企業や工場内の分離されたエリアにF0を隔離することになる見込みだ。

フン副局長によると、市内の感染者数は日々減少しており、入院中のF0は1万1180人まで減少したので、ホーチミン市では今後、野戦病院を徐々に縮小させる方針だ。しかし、このプロセスは具体的な規定に基づいて実施される必要がある。

「ホーチミン市内の総合病院は、COVID-19専門の診療科を新設する予定です。またCOVID-19患者の治療対応のため、全ての区と県で少なくとも1か所の野戦病院を維持する予定です。」とフン副局長は述べた。

10月20日までにホーチミン市内の18歳以上の市民のうち99%にあたる710万人が1回目の接種を完了し、75%にあたる550万人が2回目の接種を完了している。

出典:21/10/2021 VNEXPRESS
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