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【料理】一晩に平均700杯売るハノイのブンジウ屋

(C) VNEXPRESS

ハノイの有名夜食スポット

ハノイ市グエン・ティエップ通りにある”耳の聞こえないおばさん”という店名のブンジウ(トマトの酸味が効いた麺料理)屋台は、有名な夜食スポットで一晩に700杯も売れている。

毎日18時ごろにグエン・ティエップ通り(ドンスアン市場の向かい)を通過する人は、ブンジウ屋台が準備をしているのを目にすることができるだろう。この屋台は、グエン・ティエップ通りの68番から74番までとその向かい側の歩道にプラスチック製のテーブルと椅子を約30セット設置して営業している。

ハノイに住むザン・ティ・ホアさん(53歳)は、約30年前からこの店を義母とともに営んでおり、当初はドゥーン・タイン通りにあった。義母が亡くなって、ホアさんがこの店を受け継いでから8年が経つ。以前の場所は、立ち退きとなったため、3年前にホアさんはグエン・ティエップ通りに移ってきた。

秘伝のレシピが財産

店の名前についてホアさんは、グエン・ティエップ通りに新しくお店を開いたとき、ホアさんは右耳が聞こえづらいので何度もお客さんの注文を間違えて、皆から”耳の聞こえないおばさん”と呼ばれるようになったことが由来だと話してくれた。現在、ホアさんは補聴器を使っているので、お客さんの注文を聞き間違えることはなくなった。

店のメニューには通常のブンジウ以外に、軟骨、豚耳ハム、牛肉、貝、シャコなどが追加トッピングできる。中でも一番人気は軟骨入りで多くの客が注文する。値段は2万~3万VNDで、副菜には脂カスが1パック1万VND、ホビロン(孵化直前のアヒルの卵)1個8000VND、油条が1皿1万VNDなどがある。牛肉やシャコなど具材たっぷりのブンジウ・スペシャルは1杯6万VNDだ。

毎日、ホアさんの屋台は、午前4時まで営業している。最も客が多いのは22時から2時の間だ。週末には100人近くの客がいっときに押し寄せることもある。ホアさんは、毎晩平均700杯を売り上げる。この店の売りは、3代にわたって受け継がれてきた豚骨と蟹からとった秘伝のスープにあるとホアさんは教えてくれた。この秘伝のレシピが、ホアさん一家にとって、”かけがえのない財産”となっている。

小さな屋台だが毎日大勢の客が押し寄せるので、店にはホアさん以外に10人の従業員がいる。毎日午前11時になると下ごしらえの準備が始まる。この段階で、スープ、各種具材、野菜などが準備される。スープ作りは最も重要な作業で、豚骨を12時間以上煮込んで作る。

注文が入るとホアさんはブン(米の麺)を沸騰したお湯に湯通しして丼にいれ、お客さんの要望に応じた具材をトッピングしてから、スープをなみなみと注ぐ。お客さんに提供されたブンジウからはまだ湯気が立ち昇っており、蟹とネギの香ばしい香りが漂う。食べるときには客は自分の好みに応じてレモン、チリソース、酢漬けニンニクを入れたりする。

(C) VNEXPRESS

外国人にも人気

麺はしっかり湯通しされており、スープは濃厚だが塩辛くはない。「ブンジウには具材がたっぷり入っていて値段も手ごろで満足できます。この店のブンジウを食べると家の味を思い出しますよ」とブー・ティ・クイン・チーさん(28歳)はブンジウを食べながら話してくれた。

手ごろな価格、衛生的なテーブルと料理、親切な店主によって、ホアさんの店は、遠望からのお客さんだけでなく外国人も食べにくるハノイの有名な夜食スポットになっている。夜になるとドンスアン市場には多くの外国人旅行者が遊びに来て、ホアさんの店のブンジウを食べては「Good」と親指を立ててくれるとホアさんは話す。ホーチミンからの常連客は、ここ2,3年、毎回ハノイに来るとホアさんの店にブンジウを食べに来る。

18時半から21時半ごろまでに店に来れば、ハノイ-ハイズン-ハイフォン路線の列車がロンビエン橋を通過する様子を見ることができる。この店の欠点と言えば、ピーク時には待たないと食べられないこととバイクの駐輪代に5000VNDかかることくらいだろう。

出典:10/05/2023 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作