ホーチミン市保健局が10月31日に公表したホーチミン市の最新の感染レベル評価によると13の区と県が感染レベル1のグリーンゾーン、9の区と県が感染レベル2のイエローゾーンとなり、感染レベル3のオレンジゾーンと評価された区と県は存在しなくなった。
ホーチミン市内の22の区と県のうち、トゥードゥック市、ゴーバップ区、タンビン区、タンフー区、1区、4区、5区、6区、7区、8区、10区、カンゾー県、クチ県がグリーンゾーンと評価され、全体の59％以上を占めた。イエローゾーンと評価されたのは、3区、11区、12区、ビンタン区、ビンタイン区、フーニョン区、ビンチャン県、ニャーベー県、ホックモン県で、全体の41％弱を占めている。ホーチミン市内には、感染レベル3のオレンジゾーンは存在しなくなり、5区、6区、ビンタン区、タンビン区、タンフー区の5つの区が先週より感染リスクが低下したと評価された。
より小さな町・村・街区レベルでの感染状況について、ホーチミン市内の312の町・村・街区のうち207ヶ所がグリーンゾーン、103ヶ所がイエローゾーン、4か所（フーニョン区第4街区、ニャーベー県ヒエップフック村、ビンチャン県ヴィンロック村、ホックモン県ホックモン村）がオレンジゾーンと評価された。
ベトナム全土の感染レベルマップでは、ホーチミン市は先週と変わらず感染リスク中のイエローゾーンとされている。
保健省のガイドラインによれば、感染レベル1（グリーンゾーン）の省と市は、屋外と屋内のイベントを人数制限なしで実施できることになっている。また、陸路、水路、空路での輸送事業、工場、サービス業、飲食店、伝統的な市場、行政機関、宗教施設、ホテル、リゾート施設、観光施設、劇場、スポーツ施設なども通常通りの活動が認められる。
感染レベル2（イエローゾーン）の省では、屋外と屋内での人が集まるイベントが制限されるか、条件付きで開催できる。各自治体は地域の実際の感染状況に応じて、参加可能な人数を決定する。公共交通機関は、交通運輸省のガイドラインに従って活動する。
ディスコ、カラオケ、マッサージ、バー、インターネット、ゲーム、理髪店、美容院など感染リスクの高いサービス事業については活動が停止されるか制限される。各自治体は、その他の感染リスクの異なるサービスの活動条件を規定する。省レベルの人民委員会は、行商人や宝くじ販売の活動条件について規定する。
対面の授業活動については、教育訓練省のガイドラインに従って実施する。教育訓練省では、授業の時間、生徒数などについてガイドラインを規定する。
省レベルの人民委員会は、宗教施設での活動に参加できる人数を規定する。博物館、展示会、図書館、映画館、文化芸術施設、スポーツ施設の活動は、収容人数などを制限する。
ホーチミン市は10月28日から5ヶ月振りに飲食店の店内飲食サービス再開を許可した。なお7区とトゥードゥック市に関しては、一部の店舗で11月15日まで試験的に酒類の販売をおこなうことが認められている。
同じ10月28日にホーチミン市保健局は、ホーチミン市内の感染レベル1の地域でのディスコ、カラオケ、バー、マッサージ、ゲーム、美容院などの活動を認めるように提案した。活動条件としては、従業員が十分なワクチン接種を完了しているか、COVID-19の感染から回復した証明書を所持していることとされている。顧客は、上記の条件以外に72時間以内の検査陰性証明書が要求される可能性がある。
感染レベル2と3のエリアでも上記の事業活動を認めるが収容人数は50％未満と25％未満に制限するとされている。従業員と顧客は感染レベル1の場合と同様の条件を満たす必要がある。感染レベル4の地域については、上記の事業活動は依然として停止される。
美容院や理髪店の場合、保健局は感染レベル1の地域では従業員がワクチン接種を完了しているか、COVID-19の感染から回復した証明書を所持していることを条件に活動を許可するように提案している。感染レベルが2，3，4の地域においても、上記のサービスは活動できるが、収容人数を75％未満、50％未満、25％未満に制限する必要があるとしている。
ホーチミン市保健局はまた、感染レベル1と2の地域での行商人と宝くじ売りの活動も許可するように求めている。感染レベル3の地域では、ワクチン接種完了かCOVID-19感染から回復証明書を所持していることを条件に活動を認めるとしている。一方で感染レベル4の地域では上記の活動は認めらないとしている。
屋外と屋内で大勢の人が集まるイベントについて保健局は、感染レベル1の地域では人数制限を設けないことを提案している。
感染レベルが2，3，4の地域では、屋外と屋内のイベントは、それぞれ収容人数を75％未満、50％未満、25％未満にすることで活動を認める。イベントの参加者はワクチン接種を完了しているか、COVID-19の感染から回復した証明書を所持しているか、72時間以内の検査陰性証明書を所持している必要があるとされている。
しかし、これまでのところ上記の保健局の提案に関して、ホーチミン市人民委員会は、決定を下していない。
出典：02/11/2021 VNEXPRESS
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