新型コロナワクチンを2回接種した海外からの入国者に対しては、隔離期間が従来の21日間から7日間に短縮される見込みだ
6月25日に開かれたCOVID-19感染拡大防止国家指導委員会の会議において、文化・スポーツ・観光省の幹部から保健省と共同で実施されるキエンザン省でのワクチンパスポート運用試験について報告が行われた。それによるとワクチンパスポートは、確実な安全性を確保しながら、経済発展と感染拡大の防止という2重の目標を達成させるために、フーコック島（キエンザン省）など感染の制御が容易な観光スポットを訪れる海外旅行者を対象に運用試験が実施される。
以前、ベトナム政府は、海外からの入国者に対して14日間の集中隔離とその後14日間の自宅医療観察期間を義務付けていた。5月上旬にベトナム保健省は、集中隔離期間を21日間に延長し、自宅での医療観察期間を7日間に変更した。
6月24日、文化・スポーツ・観光省のグエン・バン・フン大臣はワクチンパスポートを保持する海外旅行者をフーコック島へ受け入れる試験プログラムの準備を急いでいると表明した。「このプロジェクトは、感染の防止と管理に対して最大限の安全性を確保する必要がある」とフン大臣は述べた。
4月中旬にCOVID-19感染防止国家指導委員会は、ワクチン接種済みであることを前提に、海外で帰国できなくなっているベトナム人、投資やビジネス目的でベトナムに入国する外国人、海外からの観光客の3つのカテゴリーでのワクチンパスポートの適用に合意した。
ベトナムは、感染を抑制できている国からの観光客を受け入れると同時に、国内で集団免疫を獲得するためにワクチン接種を加速させることが期待されている。
出典：25/06/2021- VNEXPRESS
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