ブー・ドゥック・ダム副首相は、保健省に対してニューノーマルにおけるCOVID-19への効果的な対応方法に関するマスタープラン草案を早期に完成させるために情報収集を行うよう指示した。
10月25日の午後に開かれた会議の席上、ダム副首相は保健省に対して上記の内容を含めた社会・経済復興プログラムの草案を作成して政府に提出するよう求めた。
保健省によるとCOVID-19への効果的な対策を纏めたマスタープランは、以下の4つの主要目的を達成することを目指している。
1.COVID-19感染者数の低減
2.ワクチン接種率の増加
3.死亡率の低下
4.感染を制御しながらの経済復興
このマスタープランは今後2年間のウイズコロナ戦略の基本方針となり、その後は、実際の状況に応じて修正される予定となっている。
このマスタープランについて多くの専門家は、最優先目標は国民の健康を守り、安全かつ柔軟な方法によって国民生活をニューノーマル状態に移行させることだと指摘する。基本方針は『中央での統一と地方での柔軟性』とされている。ベトナムは出来るだけ早期に感染状況を制御し、世界との遅れを取り戻したい考えだ。
マスタープランでは、科学的な精神と科学技術の活用に言及する必用がある。また将来的に新たな変異株やウイルスによるパンデミックに対応出来るように、国内の医療システム全体を強化する必要もある。
専門科は、ニューノーマル状態へ移行するための安全レベル評価指標には、政府の出す政策への社会的なコンセンサスのレベルを追加する必要があると指摘する。ベトナムは、ワクチン、治療薬などを積極的に確保し、市民の生活と移動を制限する方向でソーシャルディスタンスを規定する。
10月25日に保健省は、各地方自治体に公電を送り、COVID-19患者専用の治療施設を建設し、民間病院を含めた医療施設にICUの病床を確保するように提案した。これは、感染レベル4の状況に対応することを想定したものだ。各病院はCOVID-19患者を治療しながら、通常の診療も行う必要がある。
10月11日に政府が発行したCOVID-19安全適応に関する規定では、感染レベルは、レベル1(低リスク):グリーン、レベル2(中リスク):イエロー、レベル3(高リスク):オレンジ、レベル4(超高リスク):レッドの4つのレベルに分けられている。
保健省のガイドラインでは、感染レベルは、毎週の10万人当たりの感染者数、ワクチン接種率、病床確保率などによって評価される。10月21日に保健省は、ベトナム国内の63省の感染レベルについて公表した。それによると26省がグリーン、37省がイエローでオレンジとレッドに該当する省は存在していない。
出典:25/10/2021 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作