ハノイ市タインスアン区のグエンシエン通りで大規模な火災が発生し、消火活動のために50人近くの消防士と十数台の消防車が消火活動にあたった。
この火災は2月15日午前11頃にレストランから発生し、その後、付近の商店に飛び火した。この火災によって、遠くからでも数十メートルの高さまで立ち上る煙が確認された。
近隣の商店からは慌てて荷物を運び出されるなど、現場周辺は一時大混乱となった。
近くの広告看板製造店のオーナーであるルーン・タイン・チュンさんは、店の中に煙が入ってきて火事に気付いたと話す。「火のまわりが速すぎて、機材を避難させる暇もありませんでした。」とチュンさんは話し、4台の印刷機とその他の資材など合わせて9億ドンが火災の被害にあったと説明した。
付近の家具店の裏に住んでいたグエン・ティ・トゥー・ヒエンさんは、近所の鶏肉専門レストランから爆発音を聞いたと話す。「最初の爆発音は小さかったのであまり気にしていませんでした。でも、外に出てみると消火器を持って煙の出ている家に向かう人が見えて、急いで年寄りと子供を非難させました。」とヒエンさんは話す。
タインスアン区警察は、消火活動のために10台以上の消防車両を派遣した。約1時間後、火災は消し止められたが、周辺の工場や商店など4軒が延焼した。
タインスアン区警察のグエン・バン・タン副署長は、もし素早く消化できていなければ、火災は通り全体に広がっていた可能性があると述べた。「現場は110kVの高圧送電線の下にあり、非常に危険でした。そのため、消火活動の際には、隊員の安全確保に十分注意する必要がありました。 」とタン副署長は述べた。
現在のところこの火災による負傷者は確認されておらず、当局は、火災の原因を調査している。
出典:15/02/2022 VNEXPRESS
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