文化・スポーツ・観光省は、3月31日からベトナムへの外国人観光客への門戸を完全に開放し、全ての国境ゲートから外国人旅行者を迎え入れることを計画している。これを受けて多くの地方自治体と旅行業者が、政府の新たな規定を心待ちにしている。
ハイフォン市人民委員会のレー・カック・ナム副主席は、政府は一部の国からの旅行者に対する15日間のビザ免除制度の復活を検討する必要があると指摘する。
また、各地方自治体が海外からの旅行者を受け入れる際の参考にするために、試験的な海外旅行者受け入れプログラムの実績に基づき修正、追加された新たな受け入れ規定を早急に作成する必要があるともしている。
また、ベトナムから海外旅行に出かけた旅行者がベトナムに再入国する際の受け入れプロセスを作成し、海外旅行者を安定的に受け入れられるように国際商業定期便を早急に再開させる必要がある。
クアンニン省人民委員会のグエン・ティ・ハイン副主席は、クアンニン省は2022年には海外旅行者150万人を含めた1000万人以上の旅行者を集客するという決意のもと、観光業再開プログラムと受け入れ戦略を立案していると述べた。
ハイン副主席によると、クアンニン省は全国で最も早く3回目のワクチン接種が進んでおり、ワクチン接種率は全国1位だ。現在、省内には安全なグリーン認証を受けた650ヶ所以上の観光施設が存在する。
クアンニン省では、できるだけ早期にベトナム北部におけるベトナム観光プログラムを開催したいと考えている。
それに加えて、全国観光キャンペーン、旅行促進イベント、SEAゲーム、ミスコンテスト、国際ヨットレースのような国際的なイベントをクアンニン省で開催したいと考えている。
Anex Vietnamのグエン・ドゥック・タン社長は、3月末にモスクワの代わりにロシアの極東地域や大都市からロシア人観光客を迎え入れる予定だと話す。
各企業は、海外旅行者の受け入れ準備を進めているが、政府機関から発行された具体的な海外旅行者の受け入れプロセスに関する情報をまだ受取れていない。
「もし3月末に開放するなら、今すぐにでも詳細な計画を立てる必要があり、遅くとも2月末までには具体的な情報を公開する必要があります。さもなければ、様々な混乱が生じるでしょう。海外旅行者を受け入れる際には、各地方自治体と一貫した対応をする必要があります。」とタン社長は話し、COVID-19前と同様に一部の国へのビザ免除制度を早期に復活させるべきだと指摘する。
また、COVID-19ワクチンを十分な回数接種した旅行者に対しては、隔離措置を撤廃する必要がある。現在の状況では、旅行代理店は海外旅行客を受け入れる場合、観光旅行総局や入国管理局に対して旅行者の受け入れ計画を提出するなど様々な手続きが要求されているが、今後はこれらの手続きを簡素化させる必要もある。
出典：15/02/2022 TUOI TRE
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