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【社会】チン首相がロンタイン国際空港建設現場を視察

(C) VNEXPRESS

ロンタイン国際空港建設現場を視察したファン・ミン・チン首相は、各部署に対して土地の引き渡し作業を加速させ、管理者は現場で作業の指揮を執るように求めた。

2月6日にロンタイン国際空港の建設現場を訪れたファン・ミン・チン首相は、国会で承認された最新の決議では空港は2025年中に活動を開始しなければならないとされているが、まだ土地の収容が完了していないことを指摘した。ロンタイン国際空港建設プロジェクト管理委員会の事務所もまだ仮設の状態だ。

土地の収容プロジェクトは2021年と2022年の資本が既に割り当てられたため、ドンナイ省人民委員会が土地の収用を計画通りに進捗させる責任を負うことになる。これまで、ドンナイ省は1284haの土地の収用を完了したが、525haの土地が未収用のままである。

首相は、ベトナム空港公社(ACV)は多くの空港建設プロジェクトを受注しているが人材や時間は限られており、経験も十分ではないことに注意する必要があると指摘した。ACVの幹部は、「土地の収用を進めるためには現場に出て、地域の人と協力して作業を進める必要がある。」と述べた。

「各作業部隊は作業内容と責任を明確にし、どこかの段階で遅れが出た場合の責任者を明確にする必要がある。作業に対して責任を持って実行できる人間が担当者となるべきで、実行できないのであれば他の人に任せて、任務を降りるべきだ。」とチン首相は強調した。

ロンタイン国際空港建設プロジェクトの関係者の努力は認めるとしたうえで首相は、過去6年間を振り返って、幹部の指導、国の管理、関係機関の調整、作業チームの確立、検査、監督などが”国の重要プロジェクトとしてのレベルに達しておらず”、いつまでたっても完成していないと指摘した。

そのため、首相は国の重要プロジェクトとしてふさわしい状況に改善するために、考え方を変えることを提案した。「全ては国家、民族、国民の利益のためであるという考えを、任務を与えららた担当者は常に念頭に置く必要がある」と首相は述べ、特定のグループへの利益を確保するといった考えを完全に捨て去るように求めた。

建設工事の入札に関しては、交通運輸省が責任を負う。その他の政府機関も地方自治体と協力し、空港に接続するインフラ建設計画を策定する。電気、水道、通信、物流などのインフラを確保する必要があり、プロジェクト管理委員会は、各担当部署の作業場所を系統的に整理する必要がある。

ロンタイン国際空港建設プロジェクトの会議において、レ・バン・タイン副首相は作業方法を変更するように提案し、「何万枚もの設計図面がすべて承認されるまで待つことはできないので、できる限り早急に作業を進められるように検討する必要がある。」と述べた。

ロンタイン国際空港建設プロジェクトは、総工費が約50億USD(110兆VND相当)で、多くの個別プロジェクトが含まれている。ドンナイ省では、土地の収用と補償、移住先の提供プロジェクトについて22兆VNDの費用をかけて実施するとしている。

ACVは、旅客ターミナル、空港インフラ、給排水処理施設、第一貨物ターミナル、駐車場、交通システムの結合などのプロジェクトを担当している。

出典:06/02/2022 VNEXPRESS
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