連日の豪雨による土砂崩れや鉄砲水により、トゥエンクアン省とホアビン省で３人が死亡し、北西部の多くの国道が通行不能となった。
５月２４日の午後、自然災害防止に関する国家管理委員会は、トゥエンクアン省で土砂崩れによって２人が死亡し、ホアビン省では鉄砲水によって１人が死亡したと発表した。北部山岳地帯では、260戸近くの家屋が損壊しており、そのうちトゥエンクアン省が１００戸以上、イエンバイ省が５０戸弱、ハザン省が４０戸以上の被害を受けた。
また、約9500ヘクタールの農地が浸水被害にあっており、そのうち最も被害が大きかったのはハノイの4000ヘクタール以上となっている。更に65ヘクタール近くの水産養殖場が被害にあい、900頭以上の家畜が洪水に流されて死んだ。
この大雨は、国道2号線、279号線、4C号線、4D号線、省道170号線、171号線、177号線、204号線、212号線など多くの道路で土砂崩れなどを引き起こした。
北部道路の保守管理機関の副所長であるティウ・バン・チュン氏によると、5月23日の朝にディエンビエン省のディエンビエン県を通過する国道279号線で大規模な土砂崩れが発生し、現在も断続的に土砂崩れが発生している。管理機関では、修復作業のために設備と人員を現場に派遣した。
この4日間、北部山岳地帯では大雨が続いており、特に5月24日の午前7時から午後3時までにはタイビン省のアンヒエップ地区で200㎜近くの降水量を記録した。他にもハイフォン市のヴィンバオ地区で130㎜以上、トゥエンクアン省のミンクアン地区で80㎜、タイグエン省のクアンチュー地域で70㎜、バクニン省のルーンタイ地区で90㎜など各所で大雨が記録された。
気象庁では、24日中は北部の広範囲で大雨となり、その後は、範囲が狭まり北部山岳地帯に豪雨が集中するとの予報を出している。
出典：24/05/2022 VNEXPRESS
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