2021年の決算により、ベトナム航空の累計赤字額が21兆9780億VND(約10億USD)に達した。
ベトナム航空は、2021年第4四半期の業績結果を公表した。
それによると、同社の2021年第4四半期の売上高は9兆2000億VNDで、前年同期から1兆VND以上増加した。一方で、年間の売上高は28兆930億VNDで、前年から31%も減少した。また、第4四半期の税引き後利益は、1兆1840億VNDの赤字で、年間の赤字額は13兆3370億VNDに拡大した。
COVID-19の影響を受けた3年間で、ベトナム航空の累計損失額は21兆9780億VND(約10億USD)まで拡大し、株主の拠出資本金22兆1430億VNDとほぼ同額となった。
国会が12兆VNDの支援パッケージを承認したおかげで、同社の資本金はかろうじてプラスとなっている。ベトナム航空では、2021年9月に7兆9610億VNDの増資を実施し、SCICだけで株式購入に6兆8800億VNDが支払われた。
上記のプロジェクトの後も、国家資本管理委員会が依然としてベトナム航空の株式の55.2%を保有する筆頭株主であり、次いで、SCICが31.14%を保有し、ANAグループも5.62%を保有している。
2021年12月31日現在、ベトナム航空の総資産は63兆VND以上あり、短期債務は14兆3740億VNDで年初から3兆VND増加した。一方で、長期借入金は20兆4240億VNDとなり、年初から2兆4000億VND以上減少した。
現在、COVID-19は政府によって積極的に抑制されており、ベトナム航空では2022年の上半期に15の国と地域との国際定期便を再開させることを計画している。
国際定期商業便の再開は、ベトナム航空に2年ぶりの大きな復活のチャンスをもたらすものと期待されている。4月30日からの連休と夏休みもベトナム航空が3年間の苦労の末に、困難を克服するのに役立つと期待されている。
出典:03/04/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作