1区のメリン公園、グエンフエ通り、トンドゥックタン通りなどでは、市民の通行、ショッピング、娯楽のための地下街開発が計画されている。
上記の情報は、ホーチミン市建築計画局が作成し、現在専門家と市民に対して意見聴取が行われているホーチミン市都市建設管理規定の草案に記載されている内容だ。
具体的には、ホーチミン市の中心部（1区、3区、4区、ビンタイン区にまたがるエリア）930haの地域で、グエンフエ通りの地下を中心に何層にもわたる地下街の開発が計画されている。地下１階は、歩行者用の空間でオペラハウスとサイゴン川沿いの公園などをつなぐ。地下街への入り口には60㎡のキオスクが設置され、地下街のショッピングセンターへ通じる階段が設けられる。歩行者用の通路には、人々を楽しませるための噴水やミニパークが設置され、地下2階と3階は駐輪場と駐車場になる予定だ。
グエンフエ通りから1㎞程離れたメリンエリアでは、地下街にカフェ、レストラン、ショップに囲まれた庭園が建設される。庭園からはトンドゥックタン通りからゴーバンナム通りにかけて建設される300台規模の地下駐車場に接続される。この地下駐車場は、将来的に周辺のビルの地下とも連結される予定だ。メリンとサイゴン川沿いのエリアではLRT駅と水上タクシー駅を含む3ヶ所の停留所があり、歩行者が各停留所から地下街へアクセスできるようになっている。
2012年にホーチミン市人民委員会は、ホーチミン市中心部の930haの都市建設計画を承認した。その中には1区の主な地下開発計画として、地下鉄ベンタイン駅からオペラハウスをつなぐレロイ通りの地下街、オペラハウス前駅からトンドゥックタン通りをつなぐグエンフエ通りの地下街、地下鉄ベンタイン駅の地下街、9月23日公園の地下街などのプロジェクトが含まれている。
ホーチミン市計画建築局は地下街の開発は、市内の交通、サービス、ビジネスのスペースを拡大させ、市内の交通渋滞解消にもつながり、ホーチミン市の急速な経済発展に貢献するとしている。
出典：22/10/2021 VNEXPRESS
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