3件の市中感染者が確認されたことを受け、ティエンザン省は、6月12日0:00から新しい通知が出るまで首相指示15号の社会隔離措置を適用すると発表した。
これは、ティエンザン省のニークイ村で1人、ミードゥック村で2人の感染者が確認されたことを受けて、ティエンザン省が6月11日に決定したものだ。
今回の社会隔離措置は、ミトー市を含めティエンザン省に属する2つの町と8つの県併せて170万人を対象に実施される。
首相指示15号は、20人以上が集まるイベントの中止を要求している。また、職場、学校、病院以外で10人以上が集まることも禁じ、公共の場所では人と人との距離を2m以上確保し、不要不急のサービスを停止し、必要不可欠な商品の販売のみを許可するとしている。
ティエンザン省は、市民に対してどうしても必要な場合を除いてクリニックや病院への通院を控えるように要請し、特に高齢者や基礎疾患のある人は、当局の指示を遵守するよう求めている。
7日前にティエンザン省では、省内で初めての感染者としてホーチミン市ゴーバップ区にあるカフェの従業員であった20歳の男性の陽性を確認したばかりだ。
5月28日、この男性はホーチミン市からニークイ村にある実家に帰り、親戚の法事に参加していた。
6月2日になって、カフェのオーナーから5月26日にカフェで誕生日会を開いた客が陽性になったとの連絡がこの男性のところに来た。その後、この男性は、地元の病院に隔離され検査を受けたところ陽性が確認された。
この患者には、発熱、咳、呼吸困難などの症状はみられていない。現在この男性のF1が41人、F2が9人、F3が13人確認され、医療施設または、自宅で隔離されている。
残りの2人の患者は、チュンルーン-ミートゥアン高速道路プロジェクトの従業員で、6月10日に陽性が確認され、保健省により患者番号9754と9756番として登録された。
ティエンザン省のチュンルーン-ミートゥアン高速道路プロジェクトの事務所は封鎖され、2人の患者が住んでいた自宅周辺の28世帯、114人が隔離された。さらにこの2人の患者が買い物に来ていたとして、ミーティエン市場、ホアカン市場、カイベ―市場も封鎖された。
出典:11/06/2021 VNEXPRESS
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