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【新型コロナ 】ナノコバックスワクチンの緊急承認を申請

(C)VNEXPRESS

6月22日、Nanogen社のホー・ニャン社長は、ナノコバックスワクチンの緊急使用承認を求める請願書を首相に提出したと発表した。

ニャン社長によると、この文書は先週首相に提出されたものだ。同社は、ロシア製や中国製のワクチンと同様にナノコバックスワクチンも条件付きの緊急使用承認を受けられることを求めている。Nanogen社では、ベトナムが2022年第2四半期までに集団免疫を獲得できるように、ワクチンの研究と製造を加速させる決意を表明している。

現在、ナノコバックスワクチンは、第3相臨床試験段階に進んでおり、ベトナムで最も可能性のあるCOVID-19ワクチン候補だ。Nanogen社の報告によると、ナノコバックスの免疫獲得率は99.4%に達し、世界の他のワクチンに引けを取らない性能を示している。第1相と第2相の臨床試験による中間結果報告は、保健省の倫理委員会で高い評価を得て承認されている。このワクチンの予想価格は12万VND/回程度に抑えられる見込みだ。

ニャン社長は、Nanogen社の工場のワクチン生産能力は、現時点で月間800万~1200万回分となっている。同社では、今年10月までに月間の生産量を3000万~5000万回分まで引き上げ、2021年12月までに5000万回分を市場に提供し、2022年には1億回分のワクチンを供給する考えだ。同社では、1000万回分のワクチンを低温保管できる冷蔵倉庫システムを完成させ、国際基準を満たした2℃~8℃の冷蔵トラック部隊を整えたいとしている。

これまでに1100人以上のボランティアが、ハノイ、フンイエン省、ロンアン省、ティエンザン省で第3相臨床試験のワクチン接種を受けた。ボランティアの健康状態は安定しており、接種後にレベル2のアナフィラキシーショックの症状が見られたケースも、迅速に治療がおこなわれ、既に退院している。

5月末、保健省のドー・スアン・トゥエン副大臣は、ナノコバックスワクチンの臨床試験と評価を並行して進め、第3相臨床試験段階で緊急使用許可が承認される可能性があると述べた。医学研究国家倫理委員会のチューン・ビエット・ズン会長は、保健省がナノコバックスワクチンの国内緊急使用承認を与えるのに必要な充分な科学的データが揃うには、後2か月程度の時間がかかるとの見方を示している。

出典 :21/06/2021 VN EXPRESS
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