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ベトナム法律事情Vol.22
お酒にはご用心?
ベトナムの飲酒運転事情

―― 先日バイクで帰宅していたら、飲酒検問があったんです。初めてだったのでとても緊張しました(汗)。ベトナムでも飲酒運転の取り締まりってやっているんですね。

鷹野 今年の1月1日にアルコール飲料被害予防管理法が施行され、飲酒運転も厳罰化されました。もしかすると、その影響があるのかもしれませんね。

―― 確かに、知合いのベトナム人は罰金を取られたらしいです! 厳罰化すれば事故も減りそうだしいいですね。

鷹野 そうですね。去年までバイクについては、アルコール含有量が血液100ml中50mg以上、または呼気1000ml中0.25mg以上の場合に運転禁止となっていました。新法では、自動車もバイクも、アルコールの影響下にある場合は、その含有量にかかわらず一律運転禁止となりました。

―― もし違反したらどうなるんでしょうか。

鷹野 法律で罰則が定められています。アルコール含有量が血液100ml中80mg以上、または呼気1000ml中0.4mg以上の場合、自動車については4000万VND以下、バイクについては800万VND以下の罰金が科せられる可能性があります。また、最長24ヶ月の運転免許証一時停止処分も科されます。いずれも、以前より罰金額が引き上げられ、運転免許証停止期間も引き延ばされています。さらに、自転車も飲酒運転すると罰金が科せられることになりました。

―― ますます気を付けないといけませんね!

鷹野 ベトナムのビール消費量は世界9位だそうですからね。政府の取締りが強化されたのも納得です。お酒の席は楽しいですが、ルールはちゃんと守ってということですね。

鷹野 亨 Toru Takano
長島・大野・常松法律事務所ホーチミン・オフィス弁護士。2012年日本国弁護士登録以降、経済産業省での2年半の勤務を経て、現在は主としてベトナムへの進出及び現地企業への法務アドバイスを行う。