最近、大気汚染の程度を示す空気質指数(AQI)でハノイが世界1位、ホーチミン市が3位になったと報道された。ベトナムでも「Go Green」意識が特に若者に広がり、消費意識・行動も変化している。
そこでインテージベトナムは、2019年9月に自主調査として「環境意識」(ホーチミン市・ハノイ15~38歳:計195サンプル)を調査した。環境行動に関する「6ヶ月以内での行動」のトップ3は、「オーガニック/ナチュラルの食品を使う」(71%)、「使えるときは太陽光を重視」(61%)、「利用していない電気製品の電源を入れない」(61%)と環境意識が高い。
25~38歳の「GEN Y世代」と15~24歳の「GEN Z世代」に着目して細かく分析すると、今後実施する環境行動でGEN Y世代のトップ3は、「ローカルで育った生産物を食べる」(20%)、「スーパー等に行く際はエコバックを持参」(20%)、「プラスチックでなく紙のストロー等を使う」(18%)であった。一方、GEN Z世代では「グリーンビジネスから生産された消費材を購入」(19%)、「カフェにマイボトルを持参」(18%)、「ラスチックでなく紙のストロー等を使う」(18%)であった。
また、情報への接触はGEN Y世代のトップ3は「口コミ(友達/家族)」(27%)、「マスメディア」(26%)、「SNS」(24%)。GEN Z世代は「SNS」(37%)、「口コミ(友達/家族)」(22%)、「KOL(キーオピニオンリーダー)」(12%)、「マスメディア」(12%)。GEN Y世代には「ベトナム産の環境志向を口コミで伝える」、GEN Z世代には「グリーンビジネスの製品・サービスをSNSで伝える」が正攻法か?