2023年1月から3月までにベトナムを旅行した外国人観光客の中で、韓国人観光客が最多の約81万人となった。
統計総局によれば、2023年3月単月でベトナムを訪問した外国人観光客数は89万5000人で、前月から4%減少した。この数字は2022年3月と比較すると約20倍だが、2019年との比較では64%に留まる。2023年第1四半期全体の外国人旅行者数は270万人に達し、前年からは約30倍の伸びとなったが、コロナ前と比べると約60%に留まっている。
第1四半期にベトナムを訪問した外国人旅行者が最も多かったのはアジア圏で、最多の韓国は81万人以上となり、前年同期比で55%増となったが、コロナ前との比較では81%に留まっている。2番目は中国(香港、台湾を含む)で、27万人以上となったが、2019年第1四半期の140万人には遥かに及ばない。
コロナ前、外国人旅行者で最も多かったのは中国人で、全体の30%以上を占めていた。しかし、今年は、中国からの旅行者は、まだ限定的だ。ダナン観光旅行協会のグエン・ミン・サン副会長は、中国政府が3月15日以降ベトナムへの団体旅行を許可したことを受けて、両国の旅行会社は、情報交換や集客活動を活発に行い始めていると話す。
ベトナムを訪問した外国人旅行者の第3位はアメリカの20万人以上で、昨年から200%増、2019年と比較しても96%とほぼ同数になっている。
東南アジアでベトナムを訪れる旅行者が最も多いのはタイで、2023年第1四半期には14万5000人以上が訪れた。この数字は、前年同期比で96%、2019年の同期比で116%となっている。次いでカンボジアとシンガポールがそれぞれ9万5000人と7万6000人と続く。この数字は昨年同期比では48%と75%だが、どちらもコロナ前の数字を上回っている。
統計総局の報告書によれば、2023年第1四半期の宿泊施設と飲食店の売上高は161兆VND(約9134億円)に達しており、前年同期から28.4%増加している。また、地域別の観光収入も、ハノイ市(12.5%増)、ダナン市(73.5%増)、クアンニン省(43.1%増)、ホーチミン市(37.2%増)など一部の地域で増加した。
1月から3月にかけては、国内で様々な文化、観光イベントが開催されたこともあり、2023年第1四半期の観光収入は6兆8000億VND(約386億円)と昨年同期の2.2倍となった。しかし、2019年の同時期と比較した場合、この数字は62%にすぎない。
出典:30/03/2022 VNEXPRESS
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