地域と旅行者の公平性を維持するため、今後、ベトナムの古都ホイアンを訪れる旅行者は、必ずチケットを購入する必要がある。
4月3日、ホイアン市の文化・スポーツ・メディアセンターの担当者は、ホイアンを訪れる観光客向けのチケット販売計画を準備していると述べた。チケット価格は外国人が12万VNDで、ベトナム人が8万VNDとなる見込みだ。
このプランに合わせて、ホイアン市は市内に入る幹線道路を2つに分離させる。一方の道路は地域住民用でもう一方は旅行者用だ。チケット販売は5月15日からの開始が予定されている。チケットの販売時間は夏季が午前7時30分から午後9時30分までで、冬季は午前7時30分から午後9時までとなっている。
現在、ホイアン市内を観光する旅行者は特定の場所を訪れる場合のみチケットの購入が必要で、街の中を自由に歩き回ったり食事をしたりするのは無料だ。
この変更について、ホイアン市人民委員会のグエン・バン・ソン主席は、ホイアンを訪れる人全てにチケット購入を強制するのは、地域と旅行者の公平性を維持するためだと説明した。
ソン主席によれば、古都ホイアンを世界文化遺産として認定する決定は、個別の建築物に対するものではなく、ホイアンの町全体の景観が対象となっている。また、観光チケットによる収入は、街の景観修復、インフラ整備、観光イベント開催、住民の家屋の改築支援などに役立つとしている。
「ホイアンの景観を維持するコストは、チケット収益で賄われます。ですから、ホイアンを訪れる旅行者は全員がチケットを購入する責任があるのです」とソン氏は話し、ホイアンの住民や長期滞在する旅行者に対しては、別途通行証を発行すると明らかにした。さらに、市内のレストランや施設で働く従業員からは料金を徴収しないが、企業がその目的を補償する必要がある。もし、チケットを購入せずに観光していた場合は、罰金の対象となる。
出典:03/04/2022 VNEXPRESS
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