4月にベトナムを訪問した外国人観光客の中で中国人が最も高い伸び率を記録した。
4月30日に観光局が発表した統計によれば、3月15日に中国政府がベトナムへの団体ツアー旅行を解禁してから約2か月間の旅行者数が20万人近くに達した。
4月だけでも11万2000人の中国人旅行者がベトナムを訪れ、前月から62%増加し、ベトナムを訪問した外国人観光客の国別の伸び率で最も高い数字となった。この数字は、コロナ以降の過去3年間では月別で最多の数字となっている。ただ、コロナ前の2019年と比較した場合は、この数字は22%に過ぎない。各旅行会社は夏に向けて更なる旅行者の増加に期待を寄せている。
中国の旅行会社のベトナム市場を担当しているグエン・レ・ビン副部長は5月1日の時点でベトナムへ行く中国人旅行者の数はそれほど多くないと話す。
「この時期の中国人旅行客のベトナムツアーは受け付けておらず、ベトナムからの中国ツアーもあまり多くありません」とビン副部長は話す。その理由は、メーデーには中国人は国内旅行に集中するからだ。今回の5連休には延べ2.4億人が旅行に出かけたとみられている。「当社では丁寧なサービスを心掛けて少人数を受け入れています」とビン副部長は話す。
Vietravelのフイン・ファン・フーン・ホアン副社長は、夏になれば中国人旅行者数が大幅に増加すると予測している。
外国人観光客受け入れ目標達成も視野に
ベトナムの旅行業界は2023年4月までの4か月間に2023年の外国人観光客受け入れ目標である800万人の46%にあたる370万人の外国人観光客を受け入れており、既に2022年の年間外国人観光客数を上回っている。
4月29日に統計総局が公表した数字によれば、2023年の4か月間にベトナムを訪れた外国人観光客数は前年同期比で19倍となり、コロナ前の2019年と比較しても62%近くに達した。ダナン観光協会のカオ・チー・ズン会長によれば中国がベトナムへの団体ツアー旅行を解禁したことで年間の外国人旅行者受け入れ目標は手の届くところまで来ている。
現在、ベトナムを訪問する外国人旅行者が最も多いのは依然として韓国で4ヶ月で100万人を超えている。2位は中国の30万人弱で、東南アジアではタイからの旅行者が最も多く20万人近くがベトナムを訪問している。
出典:02/05/2022 VNEXPRESS
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