2023年1月から4月までの累計歳入額が645.4兆VND(約3.7兆円)となり年間予算収入の40%近くに達したが、昨年同期からは5%減少したことが分かった。
国内の47の省と市で歳入額が昨年同期より減少しており、特に税収の柱である付加価値税、個人所得税などの税収が軒並み減少した。
これは、財務省のデータによって明らかにされた情報だ。歳入額が前年同期を下回るのはここ数年で初めてのことだ。
財務省もここ数ヶ月の歳入額が減少傾向にあることを認めている。法人税、配当金、残余利益、国営銀行収支を除くと、4か月間の歳入額は、前年同期比で89%に留まっている。
主要な税収では前年同期と比べて付加価値税が5%弱、特別消費税が7%、個人所得税が3%弱減少している。減収は、不動産、自動車、証券、石油など多くの分野でも発生している。
さらに、ガソリンに対する環境保護税の減税政策によって環境保護税収が前年同期の約半分で2023年の計画の17%に留まるなど多くの税が当初の税収計画に達していない。また行政手数料も計画の32%に留まり、前年同期から8%減少している。家屋と土地からの収入も計画の21%しかなく、前年同期比で54%減少している。
地方自治体の歳入も、前年同期比で増加したのは16省のみで、47の省と市で減少している。
歳入額が減少した一方で、歳出額は500兆VND(約2.9兆円)を超えて前年同期から6%増加している。
このうち、開発投資は約110兆VND(約6310億円)と推定され2022年の同時期から15%増加している。また、利払いは34兆VND(約1950億円)弱で前年同期から3%減少した。経常費用は355.4兆VND(約2兆円)で、前年同期から5%弱増加した。
出典:07/05/2023 VNEXPRESS
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