ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

【法律】ノービザの滞在期間拡大を国会で議論

(C) VNEXPRESS

ハー・フック・タン議員は、ノービザで入国する外国人の滞在期限を15日間から60~90日間に拡大することについて検討するよう法案委員会に提案した。

5月27日の午後、国会はベトナム国民の出入国管理法および、ベトナムに滞在する外国人の出入国・居住管理法に関して多くの修正・追加案を検討した。

ホーチミン市議員団の副団長であるハー・フック・タン議員は、法案委員会に対して、ノービザで入国する外国人の滞在期間を15日から45日に拡大する提案について再度検討するよう要請した。ノービザの滞在日数15日間は、シンガポールの30~90日間、マレーシアの14~90日間、ミャンマーの28~70日間、フィリピンの30~59日間、タイの45日間、インドネシアの30日間、カンボジアの14~30日間と比べて短い水準に留まっている。

「投資や観光誘致を促進させるために、ノービザの滞在期間を60~90日間としてみてはどうか?」とタン議員は質問した。

同じくホーチミン市議員団の副団長であるバン・ティ・バック・トゥエット議員も電子ビザの期限を30日未満から90日に拡大するように法令を修正することを提案した。トゥエット議員はさらに、有権者への説明のため、電子ビザの発給対象国リストを国会に提出するよう政府に要請した。

経済常任委員会のグエン・マン・フン氏は、今の段階でビザに関する政策変更を議論しているのは遅すぎると述べた。コロナ前の2019年にベトナムは1900万人の外国人旅行者を受け入れたが、タイは2500万人だった。2022年、ベトナムはコロナ後の回復目標として外国人観光客500万人の誘致を目標としたが、結果的には60%しか達成出来なかった。一方で、同じ時期にタイは1100万人、マレーシアは900万人の外国人観光客を受け入れている。

2022年以降、タイはビザ期限の延長、滞在期間の延長、オンラインによる入国審査など様々な外国人旅行者誘致政策を打ち出している。一方で、ベトナムはこのような政策を未だに実施できていない。2023年の外国人観光客誘致目標800万人に対して、1月から3月までにベトナムを訪れた外国人観光客は370万人だった。

「ベトナムには周辺国に負けていない素晴らしい自然環境があり、ビザ手続きを簡素化することがベトナムの観光産業を躍進させるキーポイントになるのです」とフン氏は述べ、我が国の観光サービスの質が未熟であることと煩雑なビザの申請手続きが外国人観光客誘致にとって大きな壁になっていると付け加えた。

その日の朝、公安省のトー・ラム大臣は、電子ビザの期限を30日未満から最大3ヶ月に拡大し、以前のシングルビザではなくマルチビザとし、発給対象国を現行の80ヶ国から拡大させることを含めた法案の改正案を国会に提出した。また、法案委員会はノービザでの入国者の滞在期限を15日から45日に拡大することを提案している。

この内容は、議員の討議を経て6月2日に国会で審議され、6月24日に採決される予定だ。

出典:27/05/2023 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作