ベトナムの公務員や軍隊の給与と手当は、7月1日以降、新しい基本給である180万VNDを基準に計算されることになる。
6月26日に内務省は、政府機関、公的組織、協会などの基本給改定に関するガイドラインを発行した。それによれば、公務員や軍隊の給与は、新たな基本給である180万VNDに係数を乗じて計算されることになる。各種手当も同様に基本給の180万VNDに手当係数を乗じて計算される。
現行の給与に対するパーセントで計算されている手当、役職手当、年功手当などについても、新たな基本給を基に計算されて支給されることになる。特定の金額が規定されている手当については、基本給改正の影響を受けない。各レベルの人民評議会の議員の場合、活動費は180万VNDに活動係数を乗じて計算される。
村、コミューンなどの臨時職員に対する手当は、7月1日から各村、コミューンレベルに対する国家予算による基金から支払われる。国防省と公安省の管理下にある組織で働く公務員は、各省の大臣の指示に従って、給与と手当が支給される。
5月14日の政府議定によれば、昇給対象となるのは9つのグループに分けられる。これらのグループに属する職員の給与は、基本給に係数をかけて計算される。例えば新卒の職員で係数が2.34の場合、給与は2.34×180万VNDで、給与額は421.2万VNDとなる。
公務員の基本給は、給与表、各種手当、生活費、健康保険、社会保険、年金などの計算根拠とされる。2022年11月に国会は、公務員の基本給を2023年7月1日から149万VNDから180万VND(20.8%増)に引き上げることを承認した。
これに伴い、年金、社会保険給付金などの支出が12.5%増加する一方で、公務員の基本給に連動している社会保障費の収入が20.8%増加することになる。
出典:26/06/2023 VNEXPRESS
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