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【国際】日本で財布を届けたベトナム人

(C) VNEXPRESS

大阪市の大門公園の近くで現金やカード類の入った財布を拾ったグエン・バン・タンさん(29歳)とその友人は、落とし主の家まで直接届けた。

11月12日の朝4時ごろ、大門公園とかみしんプラザの交差点付近を友人のグエン・バン・リーさんとグエン・フック・フイさんと歩いていたタンさんは、財布を拾った。財布の中には多額の現金とカード類が入っていたので、証拠のために写真を撮った。4時間後、タンさんとリーさんは、自転車に乗って財布の中にあった免許証の住所まで財布を届けに向かった

近くまでたどり着いたものの住宅街には番地までは明記されていなかったので、二人は日本人女性に尋ねて住所の家まで案内してもらった。

財布の落とし主は30代位の男性で、11日の夜に飲みに出かけており、タンさんが財布を届けにきたときに自分が財布を落としていたことに気づいた。落とし主の男性は何度も感謝の言葉を述べ、お礼のお金を渡そうとした。男性の妻とみられる女性も紙とペンを持って、お礼を贈るので住所を教えてほしいと言ったが、二人は断った。

「財布を届けに行く前に相談して、財布を返すだけでお礼は受け取らないと決めていたので、何度言われてもお礼はお断りしました」とタンさんは話す。タンさんは、今回の行為によってベトナム人の良き伝統を海外の友人たちに広めたかったと話す。

「日本でベトナム人労働者に関する良くないニュースをよく目にしていたので、ベトナム人にも親切で寛大で、助け合いの心を持つ人がいることを日本の人に知ってもらうために何かしたいと思っていました」とリーさんは話す。

日本で財布を届けた3人のベトナム人の話は、ベトナムと日本のSNS上で、数千件のコメントと「いいね」を獲得した。この行為を称賛する人がいる一方で、トラブルを避けるために直接家まで届けず警察に届けるべきだとの意見もあった。タンさんと二人の友人は、あまり深く考えず、ただ落とし主に早く財布を返してあげたかっただけだと口を揃える。

フエ出身のタンさんとゲアン省出身のリーさんとフイさんは、2018年から日本で働いている。現在、3人は、大阪府で足場職人として働いている。彼らが財布を拾ったのは今回が初めてではないが、個人的な利益を考えたことは一度もない。

「財布などを拾ったときは、落とした人はきっとすぐに戻ってきてほしいと考えていると思うので、出来るだけ早く落とし主に返せる方法として、警察に届けるか直接もって行くかを考えるようにしています」とタンさんは話す。

出典:16/11/2023 VNEXPRESS
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