ホーチミン市メトロ1号線(ベンタイン-スオイティエン)の開業が以前の2024年7月予定から第4四半期中に延期される見込みだ。
この情報は、ホーチミン市初の都市鉄道運行計画に関して、ホーチミン市都市鉄道管理委員会がホーチミン市人民委員会に送付した公文書に記載されていた。
それによれば、2024年第3四半期(7~9月)にメトロ1号線は、安全システムの点検、消防・消火訓練、運転士、運行システム担当者、駅員、メンテナンス作業員などの教育を完了させる。そのため、ホーチミン市初の都市鉄道は、予定位通り7月からの商業運転を開始することが不可能となった。
ホーチミン市都市鉄道管理委員会は、2024年第4四半期までに、消防システムの確認をおこなって証明書を発行し、各駅の安全システムの監査を完了させる予定だ。最終的に国の検査評議会が残りの全ての項目について厳格な検査を実施し、安全性が確認されてから商業運転が開始される予定となっている。
メトロ1号線(ベンタイン-スオイティエン)の総投資額は43兆7000億VNDを超えており、1区のベンタインからトゥードゥック市のロンビエンデポまでの約20㎞を走行する。これは、ホーチミン市初の都市鉄道プロジェクトであり、2012年に着工し、これまでに98%が完成している。これまで何度も開業が延期され、最終的には2024年7月に営業運転を開始するとされていた。
メトロ1号線に続き、メトロ2号線(ベンタイン-タムルーン)に関しても現在、ホーチミン市による土地収用と技術インフラ移転が進められており、来年からの着工が予定されている。この路線も多くの問題に直面し、完成予定が2026年から2030年に延期されている。
出典:2024/03/14 VNEXPRESS提供
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