2024年第1四半期のホーチミン市への海外からの送金額は約28.7億USDとなり、前年同期比35%の大幅な増加となった。
ベトナム国家銀行ホーチミン支店のグエン・ドゥック・レン副支店長は、この金額は、国内の省と市への第1四半期の送金額としては最高額であり、ホーチミン市の過去3年間と比べても最高水準だと述べた。
ホーチミン市は、海外で生活し、学び、働いている人が多い地域であり、常にベトナムへの海外からの送金額の半分以上を占めている。
世界経済が依然として困難な状況にあり、地政学的紛争が複雑化する中で、ホーチミン市への送金額は増加を続けており、市の発展、開発支援の資源として活用されている。
海外からの送金額の内訳では、引き続きアジアが59%でトップを維持しており、前年同期比では86%もの驚異的な増加を記録した。アジア地域は急激に経済成長しており、ホーチミン市への送金額の増加に最も大きく貢献している。一方で、ヨーロッパとオセアニア地域からの送金額は減少している。
レン副支店長によれば、アジア地域は、経済回復が進み成長を維持しており、政治環境も安定している。さらに、サービス貿易、観光、労働市場の拡大と発展により、数年前から現在に至るまで、この地域からの送金額は安定して成長し続けている。
レン副支店長は、海外からの送金サービスは年々利便性と安全性が高まっていると話す。各銀行や送金サービス企業のネットワークとサービスが拡大するにつれて、受取人は海外からの送金を、自宅、銀行窓口、または、要望に応じた振込で受け取ることが出来るようになっている。
出典:2024/04/17 VNEXPRESS提供
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