メトロ1号線は、駅のホームドアシステムが大雨によってエラーを記録したため、列車が運休しダイヤに乱れが生じた。
1月14日の午後5時ごろ、ホーチミン市中心部をはじめ、トゥードゥック市、ビンタイン区などで大雨が降った。雨が非常に激しかったためメトロ1号線は安全確保のため、運行中の列車を一時停止させた。
ダイヤの乱れによって駅構内には大勢の乗客があふれた。駅の構内放送で悪天候を理由にダイヤの乱れが発生していることがアナウンスされ、電光掲示板にも”運休中”と表示された。
この件について都市鉄道管理委員会（MAUR）の担当者は、大雨と雷によって駅構内のホームドア管理システムの信号に異常が発生し、適切な位置に停車できていないことが分かったと述べた。
そのため安全が確保できないとして列車の運行を一時停止し、システムの点検をおこなった。各車両と関連サポートシステムの点検と安全確認後に18時から運行が再開された。
メトロ1号線の運行開始から約1週間後の昨年の12月27日にも大雨によってシステムトラブルが発生し、運転が休止されたことがあった。また、2日前にも信号システムのトラブルによって短時間ではあるが、列車の運行時間に影響が出ていた。
MAURによれば、メトロ1号線はホーチミン市初の都市鉄道であり、運用の初期段階にあるため発生した全てのトラブルについて慎重に検査をおこなっている。その中で、乗客の安全は絶対的な最優先事項とされている。
メトロ1号線は、2024年12月22日に開業し、1月20日までは無料で乗車できる。これまでの利用者数は、非常に多く最も多かった日には1日で27万5000人以上が利用した。現在、メトロ1号線は、毎日早朝5時から夜10時まで1日約200本が運行されている。スオイティエン駅からベンタイン駅までの所要時間は約30分となっている。
出典：2025/01/14 VNEXPRESS提供
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