ホーチミン市1区検察、傷害罪で正式起訴
公共の場でのトラブル、刑事事件に発展
ホーチミン市1区人民検察院はこのほど、犬の扱いをめぐって警備員を殴打したとして、ホーチミン市8区在住のチュオン・チー・フイ(26歳)を刑法第134条第1項「故意による傷害罪」で起訴したことを明らかにした。
この事件は2025年2月27日午前、観光地として知られるグエンフエ歩行者天国(1区ベンゲー街区)で発生した。
歩行者天国での犬の行動が発端に
現場では、ホーチミン市1区人民委員会傘下の「歩行者天国・公園管理センター」から委託を受けたS社により、公共スペースの保全・監視業務が実施されていた。S社の警備員は、グエンフエ通りを含む公園・緑地の巡回警備、観光客への案内、ルールの遵守指導などを担当していた。
事件当日午前8時45分ごろ、フイ被告はアメリカ国籍の交際相手とともに現場を訪れた。すると女性のの腕に抱かれていた小型犬が突然地面に飛び降り、周辺を走り回った。
これに対し、現場の警備員N.X.C氏が注意を促し、プラスチック製の棒で犬の頭部を軽く叩いたところ、飼い主の女性が激昂して暴言を吐き、C氏に対して手を上げた。
被告が鉄棒で反撃、警備員が負傷
その後、フイ被告が現場に駆け寄り、C氏を突き飛ばした。C氏はその場を離れ、近くの植え込みにあった鉄棒を手にしてフイ被告を威嚇するように戻ったが、取っ組み合いの末、フイ被告がその鉄棒を奪い取り、C氏の頭部を殴打。C氏はその場に倒れ負傷した。
通報を受けた同センターおよび通行人がC氏を応急処置の上、病院へ搬送。関係者全員がベンゲー街区警察により事情聴取を受けた。
被害者は全治4%の軽傷
後の法医学的鑑定によると、被害者C氏の負傷は「4%の軽傷」と判定された。今回の事件を受けて、当局は公共の場におけるマナーと安全確保の重要性をあらためて呼びかけている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN
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