中国の南シナ海違法調査に懸念表明
ベトナム外務省のファン・トゥー・ハン報道官は7月3日の定例記者会見で、南シナ海(ベトナム名:Biển Đông)における中国の違法な調査活動に関する報道について質問を受け、「ベトナムは常に南シナ海の動向を注意深く監視しており、国際法および国内法に基づいた適切な措置を講じている」と強調した。
ハン報道官はまた、「外国がベトナムの排他的経済水域および大陸棚内で実施する調査活動は、1982年の国連海洋法条約(UNCLOS)に従ってベトナムの許可を得る必要があり、許可なしに行われた場合はベトナムの主権的権利と管轄権を侵害したことになる」と述べた。
中東地域のベトナム人保護についても言及
さらにハン報道官は、近年の中東情勢の緊張を踏まえ、外務省と関連機関が在イスラエルおよび在イランのベトナム大使館と連携し、緊急対応用ホットラインを設置していることを明らかにした。
ハン報道官は「中東に居住・留学・労働するベトナム国民に対し、現地の安全に関する指示に厳格に従い、大使館との連絡を絶やさないよう呼びかけている」と述べた。
最新情報によれば、イスラエルおよびイランに住むベトナム人コミュニティの状況は安定しており、これまでに負傷や死亡といった被害は報告されていないという。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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