路上のブン売り店、器の洗浄方法が物議
ベトナム・フエ市で、路上のブン(米粉麺)屋台が使い終わった器を水道水や洗剤を使わず、バケツの水で簡単にすすいで再利用していたとされる映像が拡散し、衛生面への懸念が広がっている。
SNSに拡散された映像
8月14日、フエ市保健局のレ・ビエット・バック副局長は、この路上店の行為が食品衛生安全基準に違反している可能性があるとして、関係機関に調査を指示したと明らかにした。
事の発端は、SNS上で拡散された短い動画だった。映像には、フエ市グエンフエ通り51番地付近(トゥアンホア街区)でブンを販売しているとみられる女性の姿が映っている。
バケツの水で軽くすすぐだけ
動画によると、女性は客が食べ終えたとみられる器を重ねて持ち、販売場所近くに置かれた複数のプラスチック製バケツの方へ移動。
器の中の残り汁を1つ目のバケツに捨て、そのまま別のバケツの水に器を浸して軽くすすいだ。すすぎは数回振る程度で、洗剤や流水での仕上げは行われていなかった。
その後、女性は器を布で簡単に拭き、再び麺の盛り付けに使用していた。
病院近くという立地も指摘
この路上店は、フエ医科薬科大学付属病院の正門近くに位置し、患者やその家族を含む多くの人々が行き交う場所にある。動画が投稿されると、市民からは「衛生状態に背筋が凍る」といったコメントが相次いだ。
当局が調査へ
バック副局長は「報告を受け、事実関係を確認の上、必要な措置を講じる」と述べ、食品衛生安全違反の有無について調査を進める方針を示した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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