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【経済】企業と求職者の希望給与に齟齬

(C) VNEXPRESS

経済低迷によりホーチミン市の求職者で2000万VND以上の月給を求める人の割合が年初の46%から大きく落ち込みわずか19%となった。

これは、ホーチミン市労働・傷病兵・社会局傘下の労働需要と市場予測センター(Falmi)が上半期に4万2800社の企業と7万6022人の労働者を対象に実施した調査によって明らかになったものだ。

Falmiのドー・タイン・バン副所長によれば、不況が労働者の給与希望を引き下げている。過去6か月間に多くの工場が受注減に苦しみ、ホーチミン市の輸出量が減少し、企業はコスト削減のために特に給与の高いポジションの採用を控えるようになっている。

具体的には採用ニーズの67%弱が中卒から専門学校卒までの学歴を要求しており、大卒以上の学歴が必要な職種は20%未満だった。一方で、求職者のうち大卒以上の学歴は85%近くを占めている。

「これは現段階では学歴の高い人ほど仕事が見つけにくいことを意味しています」とバン副所長は話し、予算に限りがある中で企業は直接生産に携わる労働者を必要としていると指摘した。

過去6か月の労働市場評価と同様、人材派遣業のManpower Group Vietnamのグエン・スアン・ソン社長は、景気の低迷と受注量の減少により企業は人件費を再検討せざるを得なくなっていると指摘する。企業は高賃金ポジションの採用を制限しており、該当する労働者も就職活動を再検討する必要に迫られている。

求職者の希望給与水準の一方で、Falmiの調査では企業の支払い能力も示されている。それによれば、月給が2000万VND以上のポジションの募集は全体の18.51%で、求職者の希望割合とほぼ同様となっている。一方で給与額が1000万~1500万VNDのポジションは企業側の求人が25%未満なのに対して、希望する求職者の割合は44.3%となっている。

さらに、給与額500万VND未満の仕事を探している労働者は全体の僅か0.7%しかいないが、企業側の求人の15%がこの水準の給与額となっている。企業が必要としているポジションには、販売員、受付、キャッシャーなどが含まれている。

グエン・スアン・ソン社長によれば、企業はコスト削減のために期間工の採用を優先する傾向にある。労働者は、景気が回復するまでの間、短期での採用を受け入れる必要がある。この期間を通じて労働者は会社や仕事の内容を理解し、企業への正規雇用をアピールする機会に利用するべきだとソン社長は指摘する。

出典:09/07/2023 VNEXPRESS
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