ホーチミン市トゥードゥック市タインミータイ街区(旧ビンタイン区)にあるマンション・サンワパール(Sunwah Pearl)で、60歳の女性住民が隣人夫婦に殴打され、重傷を負う事件が発生した。
被害者は60歳の女性住民
被害者は同マンションに住むグエン・バク・トゥエットさん(60歳)。7月14日午後5時20分頃、友人とロビーで談笑していたところ、同じフロアに住むT(38歳)とその妻P(37歳)が突然近づき、口論の末に暴行に及んだ。
監視カメラ映像には、妻Pが被害者の顔を殴り、夫Tが背後から髪をつかみ頭部を殴打する様子が映っていた。現場には多くの住民や警備員が居合わせ、制止により暴行はようやく収まった。
医療費は1,000万ドン超 名誉も毀損
トゥエットさんは口の裂傷や目の腫れなどの怪我を負い、治療費に1,000万ドン以上を支払ったという。本人は「多くの住民が見ている前で暴行され、名誉も傷つけられた」と警察に訴えている。
捜査進行中 最長7年の懲役も
タインミータイ街区警察は既に関係資料を押収し、8月13日に被害者の傷害鑑定を実施した。現在も捜査が進められている。
法律専門家によれば、トゥエットさんの傷害が11%以上と認定された場合、または「集団性・反抗的動機」などが認められた場合、夫婦は2~5年の懲役刑に問われる可能性がある。
さらに、事件が公共の場(マンションのロビー)で発生した点を踏まえると、公務執行妨害や治安妨害罪により最長7年の懲役となる可能性もある。
民事責任も追及の可能性
刑事責任とは別に、夫婦は被害者に対し、治療費・薬代・休業補償・精神的苦痛などを含む損害賠償責任を負う可能性がある。被害者は補償請求に備えて、医療費の領収書などを保管しているという。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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