ハノイ市警察は、カフェの店員を殴ったとして、23歳の男を緊急逮捕した。事件は、客席にいた「ボス」とされる人物が「合図」を送った直後に暴行が始まったとして、SNS上で大きな波紋を呼んでいる。
店員が禁煙を注意、直後に暴行
9月17日午後2時半ごろ、ハノイ市ミンカイ通りのタイムズシティ内にあるカフェで、店員の男性(28)が客に禁煙を注意したところ、殴られる事件が発生した。被害者は顔面が腫れあがり、警察に被害届を提出した。
事件直後、現場の映像がSNSで拡散され、「暴力的な振る舞い」と「一部客の横柄な態度」に強い批判が集まった。
「ボス」の合図と暴行
警察によると、実際に殴ったのはバックニン省出身のグエン・ロン・ブー容疑者(23)。ブーは「公共の秩序を乱した疑い」で捜査対象となっている。
また、ネット上で「ボス」と呼ばれている27歳の男性N.V.Tも事情聴取を受けている。映像には、Tが右手を上げた直後にブーが席を立ってカウンターまで店員を殴りに行く様子や、暴行の大きな音がした直後にTが「もうやめろ」と言って手を上げるとブーが殴打をやめる様子が映っていた。
本人らは指示を否定
取り調べに対し、ブーとTは「暴行の指示はなかった」と供述している。Tは「どの店員が自分たちに失礼な態度を取っているのか確認させるためにブーを行かせただけ」と主張している。
警察はTに対しても調書を作成し、今後の調査結果に基づき処分を検討するとしている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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