ベトナム航空局が正式スケジュールを発表
国家重点プロジェクト「ロンタイン空港」
ベトナム航空局は、ロンタイン国際空港の運用計画を発表し、2026年6月に商業運航を開始する予定であると明らかにした。
ロンタイン国際空港はベトナムの国家重点インフラ事業の一つで、東南アジア有数のハブ空港として国際航空輸送能力を大幅に高めることが期待されている。
立地と概要
同空港はホーチミン市中心部から東へ約40kmのドンナイ省ロンタイン郡に位置している。国際民間航空機関(ICAO)コードは VVLT、国際航空運送協会(IATA)コードは LTHとなっている。標高60メートルの地点に建設され、2本の並行滑走路(05R/23Lおよび05L/23R)を備えており、国際基準に適合した最新設計で、将来的なハブ空港運用を見据えた構造となっている。
2段階での運用開始
計画によると、2025年12月から試験運航(技術検査用フライト)を実施し、2026年6月から商業便を正式に運航する見通しである。
運航スケジュールや運用要件の詳細は、2026年6月11日付で有効となる航空情報刊行物(AIP)補足版に掲載予定で、各航空会社はこれをもとに運航計画を策定することになる。
航空局は「変更がある場合は速やかに航空情報(NOTAM)で通知する」としており、透明性を確保するとともに、航空各社の運航準備を円滑に進める方針を示した。
タンソンニャット空港との分担運用
建設省の報告によれば、ロンタイン空港とホーチミン市のタンソンニャット国際空港は「二空港並行運用モデル」として位置づけられる。
国家が調整主体となり、時期ごとに国際線と国内線の比率を柔軟に配分する。
現行方針では、ロンタイン国際空港が国際線の約80%と国内線の10%を担当し、タンソンニャット空港は国際線20%・国内線90%を維持する見込みである。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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