低地の学校は休校、警報サイレンも作動
フエ市では、16日夜から17日朝にかけて全国で最も多い降雨量を記録し、各地で水位が上昇して浸水が発生している。行政当局は低地の学校を休校とし、災害警戒のサイレンを鳴らして住民に注意を呼びかけている。
激しい雨が続き、市内の低地で浸水広がる
17日朝もフエ市内の多くの地域で大雨が続き、低地の道路が冠水した。
降雨測定ソフト「Vrain」によると、16日17時から17日朝にかけてフエ市は全国で最多の降雨量を記録した。
ラオチャン3水力発電所周辺で約478mm、ビンディエン地区で477mmなど、大量の雨が観測された。
河川上流で雨量集中 水力発電所に毎秒5,000m³超流入
豪雨はボー川の上流域にも集中し、フンダイエン水力発電所の貯水湖には一時、毎秒5,000立方メートルを超える水量が流れ込んだ。
河川上流での大雨により水位は急激に上昇し、17日朝にはトゥアンホア街区のダップダー地区が浸水し、当局は通行止めの標識を設置して車両の通行を禁止した。
市内各地で冠水 住民は急いで車を避難
フエ市内ではホアンラン通り、ブー・タン通り、ブイティスアン通りなどの道路が冠水した。
住民の中には、水位が上がるのを見て急いで自家用車やバイクを高台に移動させる人も多かった。
ビーザー街区在住のホアン・ブー氏は、「1カ月足らずの間に4回目の洪水です。水が上がっては引き、泥やゴミを残して車や家財が壊れる。本当に片付け続けるのがつらい」と語った。
防災サイレンを作動、学校は休校措置
フエ市民間防衛指揮委員会は、ビーザー街区の行政センターに設置された防災警報サイレンを作動させ、住民に警戒を呼びかけた。
また当局は、フン川やボー川の水位が急速に上昇し、警戒レベル3を超える見通しであるとして、低地に駐車する車両は速やかに高所へ避難させるよう勧告した。
フエ市教育訓練局も通知を発出し、低地の学校については休校を指示した(高地の学校では通常通り授業を継続)。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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