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【経済】ベトナムの非現金決済、9か月で26京VNDに到達

ベトナムでのQRコード決済の様子
(C)TUOI TRE

QRコード決済の利用急増

ベトナム中央銀行によると、2025年の最初の9か月間、国内QRコード決済は3億3,700万件、金額にして288兆VND(約1.7兆円)に達した。数量ベースでは前年同期比61.6%増、金額ベースでは150%増となっている。

ベトナム中央銀行のファム・ティエン・ズン副総裁は、国内のあらゆる商品やサービスの支払いにQRコード決済が利用可能であり、利用者はスマートフォンで簡単に支払いできると説明した。

非現金決済総額は26京VND

中央銀行決済局長のファム・アン・トゥアン氏によると、2025年の9か月間の非現金決済総件数は178億件、総額は26京VNDに達した。国内QRコード決済はそのうち3億3,700万件、288兆ドンで、大幅な成長を示している。

しかし、ズン氏は、現在のQRコード決済は個人間の送金に過ぎず、商品やサービスの決済としてはまだ十分に活用されていないと指摘した。

安全性と連携の課題

BIDVカード・運営センターのファム・ティ・タイン・ナン氏は、個人間送金としての利用が商品決済に転用されると、購入者保護の観点で問題が生じると指摘した。また、QRコード発行ブランド間の連携不足が、利用者の利便性を損なっていることも課題として挙げられた。

越境決済もタイ、ラオス、カンボジアなどで展開されているが、取引件数はまだ少なく、市場のニーズには十分応えられていない。

QRコード決済の普及促進策

トゥアン氏は、今後はQRコード決済を受け入れる事業者ネットワークの拡大が重要であると述べた。規制当局も、個人間送金用QRコードではなく、商品・サービス決済用QRコードの利用を促進する政策を検討している。

ナン氏は、商品販売事業者に対してQRコード決済利用を奨励または義務化すること、異なるQRコードブランド間の連携強化による利便性向上を提案した。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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