豪雨に見舞われたキーロー川下流地域では、発災から4日が経った今も生活再建の途が見えず、住民が支援物資を求めて列をなす状況が続いている。
支援物資を求めて続く行列
11月24日正午、旧フーイエン省(現ダックラック省)トゥイアンドン村を流れるキーロー川沿いの集落では、バンドゥック、ハーイエンなどの村の住民が何千人も並び、支援車両を待ち受けていた。
住民の中には、壊れたバイクでなんとか駆けつける人、まだ見つかっていないバイクの代わりに自転車を押して歩く人、破れたサンダルのまま支援拠点へ向かう人も見られた。
全国から支援車両が集まる
早朝から、国道1号線方面からロゴム橋を越えて、20日の洪水で大きな被害を受けた村々に支援車両が次々と入った。
車が到着するたびに住民が取り囲み、配られる支援物資を受け取った。特に、毛布、敷物、衣類、インスタント麺、飲料水など生活必需品が求められている。
同様の光景は、ロゴム橋からトゥイアンドン村人民委員会庁舎へ向かう各ポイントでも見られた。
軍・行政・警察が復旧作業を継続
行政機関や住宅地では、軍、地方政府、警察が総動員で泥の撤去作業を続けている。一方、救援団体は温かい食事や生活必需品、寝具などを届け、住民の生活を支えている。
歴史的洪水の深刻な被害
19〜20日にかけてキーロー川下流で発生した歴史的洪水は大きな爪痕を残した。6人が死亡し、トゥイアン東村の多くの集落は泥に覆われ、家屋の倒壊が相次いだ。
地方政府と関係機関は、被災者の精神的ケアや生活再建に向け、あらゆる支援を動員して復旧に努めている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN


























