ダナン市アンハイ街区のグエン・コン・チュー通りで大規模な路面陥没事故が発生し、乗用車2台が巻き込まれた。住民からは「恐ろしい」「安全が心配」といった声が上がる中、ダナン市建設局が正式な説明を行った。
突然の路面陥没、2台の車が転落
ダナン市建設局によると、12月3日14時10分ごろ、グエン・コン・チュー通りで深刻な路面陥没事故が発生した。現場は大規模開発プロジェクト「Capital Square 3」の隣接エリアである。
陥没は長さ約15メートル、幅約6メートルに及び、地下の雨水排水管が破断。道路脇に駐車していた乗用車2台が穴に引きずり込まれ、大きく損壊した。幸い、人的被害は確認されていない。
「地面が震えて裂けた」 住民・通行人が当時の状況を証言
現場に居合わせた通行人は「突然地面が揺れ、すぐに大きく割れて穴ができた」と証言。周辺の住民からも「大きな音がして外を見ると道路が“のみ込まれていた”」との声が相次いだ。
アンハイ街区在住のチャン・タイン・ブーン氏は、「近くで大規模工事が続いているうえ、今回のような深刻な陥没事故が起きて非常に不安です。毎日通る道なので安全が心配になります」と語った。
建設局:工事現場の地下構造が原因 大雨で地盤が流出
ダナン市建設局の説明によれば、Capital Square 3 の工事現場では現在地下部分を施工中で、グエン・コン・チュー通りに隣接する位置の山留め壁に隙間が生じていた。
この隙間に大雨の水が流れ込み、砂を巻き込んで地盤が空洞化。さらに道路下の雨水排水管が破損し、流れ出た水が周囲の土砂をえぐった結果、道路と周辺インフラが大規模に沈下したという。
ダナン市当局が現場を緊急確認 原因調査と恒久対策を指示
陥没発生直後、ダナン市人民委員会、建設局、アンハイバック街区当局、関連機関が現場に入り、状況を確認した。市は事業主に対し、早急に応急措置を実施するとともに、原因の詳細調査と恒久的な修復計画を立てるよう指示した。
現在、陥没箇所はバリケードで封鎖され、危険区域として警告が出されている。事業主と関連部門は安全確保のための暫定措置を進めているが、住民からは「監督が不十分なまま工事が続けば、同様の事故が再発するのではないか」と懸念の声が上がっている。
繁忙な交通量を抱えるグエン・コン・チュー通り一帯では、引き続き安全性が課題となっている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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